デイジー、和名をヒナギクと呼ぶこの花は、姿形がポンポンのように丸くて可愛いポンポンデイジー、マーガレットのような形のイングリッシュデイジーなど、色や種類がたくさんあります。
初心者向けの花で育てやすく、花壇の彩りにもピッタリです。ぜひガーデニング材としてチャレンジしてみましょう!
出典 http://homepage2.nifty.com/nf1988/shop/img/slist/daisy.jpg
デイジーの特徴と栽培方法について
デイジーは背丈が低めの花で、冬から初夏にかけて花が咲きます。暑さに弱いため夏場に枯れてしまう1年草ですが、花をたくさん咲かせます。
病気の予防と少しでも長い期間花を楽しむためにも、花が少しでも枯れ始めたら早めに花茎ごと切り取ってしまいましょう。そうすることで、株も元気なまま次々と花を咲かせます。
デイジーは、水と日なたが大好きです。よく水を吸収するので、鉢植えの場合は水切れを起こしやすいです。つい、水やりを忘れて土がカラカラに乾燥してしまうと、しおれてしまって復活出来なくなってしまいます。
暖かくなり始める3月以降は、日照時間も増えると同時に、開花期、生育期となって行くので、水を切らさないように気を付けましょう。
花をたくさん咲かせるデイジーは、肥料が切れてしまうと花が減ってしまいます。まずは、ゆっくりと効き目のある緩効性の化成肥料(マグァンプKなど)を、植え付け時期に元肥として土に加えましょう。
その後は冬期夏期以外の開花期の間は液体肥料(花工場原液など)を指定通りに薄めて、週1回のペースで追肥として与えてください。
また葉っぱのやわらかいデイジーは、害虫の代表でもあるアブラムシが春先には大発生してしまうことがあります。見付けたときはすぐに駆除しましょう。
もしくは浸透移行性の殺虫剤(オルトランなど)を株元に適量まいておくと、予防効果がありますので、この方法も覚えておきましょう。
苗の植え付け、植え替え、種まきのやり方
デイジーは庭植えでもプランターへの寄せ植えでも、様々な楽しみ方があります。まず、苗の植え付けや植え替えの時期についてですが、9月下旬から12月中には行いましょう。
特に庭や花壇など直接地面に植え付けをする場合は、寒さが来る前に植え付けの作業をしましょう。本格的な冬がくるまでに根っこをしっかりと張らせて、苗を元気に、少しでも大きく育てておいた方がいいからです。
また、水はけの良い土であると同時に、保水性も必要とします。極端な乾燥は嫌いますから、冬場など乾きやすい場所になるなら、株元を腐葉土や堆肥で覆うようにしましょう。
鉢植えやプランターへ植える時は、赤玉土小粒5:腐葉土4:牛糞堆肥1の割合で用土を配合したものなら、水はけと通気性もいいです。また、市販されている『花と野菜の土』や『草花用培養土』でもオッケーです。
そして今より株がひと回りからふた回り成長することを見越して、20センチぐらい間隔を広くとって植えましょう。そうすれば開花期には花の数も倍の量になるでしょう。
また、種から育てる場合まく時期は、8月下旬から9月中が適しています。発芽したら風通しを良くし、日光によく当てましょう。寒さに弱く、霜に当たると枯れてしまうので霜よけネットなどでカバーしてあげるようにしましょう。
デイジーの管理について
日当たり良好で風通しの良い場所。冬場は寒風や霜の当たらない場所で育てるということが、デイジーの生育や花付を良くします。日照不足になると花首が長細く伸びて見た目も花付も悪くなります。
そして水はけと保水のバランスが取れた土で育てたいので、乾燥して硬くなってしまった土には、腐葉土や堆肥で有機質を加え、混ぜ耕すようにしましょう。
4月ぐらいになって花が傷み始めたら、花を思い切って切り戻してしまいましょう。そうすることでさらに次の花が付きやすくなり花数も増えます。
傷んだ花をそのまま残しておくと、水やりや雨で濡れた部分が腐って、病気の原因となってしまいます。こまめに摘むという作業を行うようにしましょう。
草花に手をかけ、気持ちをかけ、声をかけてあげると元気になったり、良く育ったりすると言われます。
私たち人間が、きれいで可愛い花たちを愛でることで、心が癒されていることはまちがいありません。そんな植物たちを育ててみることで、毎日の生活もきっと楽しくなることでしょう。