昔からレジャーとして人気のある釣り。単におもしろいだけでなく、釣った後はおいしくお魚をいただいてしまう楽しみもあります。
しかし、毎年釣り人が水の事故にあっています。命を失うケースも後を絶ちませんので、ライフジャケットを着て釣りを楽しむようにしましょう。
今回はライフジャケットが釣りをする場合どこで必要になるのか、そしてどのようなライフジャケットを選べば良いのかを考えてみましょう。
出典 http://livedoor.blogimg.jp/aorione/imgs/a/c/ac5b483d.JPG
ライフジャケットを着て釣りを楽しむべき場所、いらない場所
ライフジャケットを着て釣りをしよう言われても、『ちょっと大げさすぎない?』と感じるケースもあるかもしれません。
しかし、ほとんどのケースでライフジャケットはあったほうがよいと考えられます。
沖釣り(船で沖に出て釣りをすること)では絶対にライフジャケットを装着してください。
服を着て海に落ちた場合、ライフジャケット無しでは大変なことになります。
船に乗ってから降りるまで、ライフジャケットを脱いではいけません。
磯釣りもライフジャケットが必須といえます。
磯の岩は思った以上に足場が不安定。釣りに夢中になるあまり、足を滑らして海に落ちると大変危険です。また、岩に波が打ち付けているような場所だと、思ったように泳ぐこともできません。
波止場釣りの場合、ライフジャケットがいるかいらないかは意見の分かれるところでしょう。人工的に作られた堤防などでは、磯釣りに比べて足場がしっかりしており、水に落ちる心配は少ないからです。
しかし、波止場釣りでも毎年のように水の事故が起きていることも事実なのです。場所にもよりますが、波止場釣りなら絶対にライフジャケットがいらないということはありません。
初心者はきちんと身につけることをオススメします。特に、写真のようなお子様の場合、どこで事故が起きるかわかりませんから、ライフジャケットは着せておくべきでしょう。
出典 http://livedoor.blogimg.jp/yasaitom/imgs/8/0/8020572a.jpg砂浜での投げ釣りの場合、さすがにライフジャケットは必要ないかもしれません。仮に誤って水の中に入ってしまっても、膝丈以上にいくことはまずありえないからです。
もちろん、場所にもよりますが、砂浜で釣りをする場合、ライフジャケットはちょっと大げさすぎるかもしれませんね。
どちらがいい? 固形式と膨張式?
ライフジャケットには大きく分けて固形式と膨張式があります。どちらを選ぶべきなのか考えてみましょう。
固形式のライフジャケットはプラスチックなどの浮遊体を使っています。身につけていればいつでも浮力を得ることができます。
動きが若干制限されるのと、荷物になるのが欠点ですが、膨張式に比べて頑強であるといえます。
誇張式のライフジャケットはガスなどを使って浮力を得ます。通常時はガスが入っていませんから、浮力はほとんどありません。緊急時に自動で膨らむ物と、手動で膨らむ物に分かれます。
固定式に比べると少し頑強さに不安がありますが、たたむこともできるので荷物になりにくいのが利点です。
固形式と膨張式どちらが良いかはケースバイケースしょうが、もし迷うようなら固形式をオススメします。拡張式は岩などに引っかかると破損してガスが漏れる危険性があるからです。
また、膨張式を選ぶにしても、手動のものはオススメしません。水に落ちた瞬間頭を打って気絶したり、パニックになったりしたときに、膨らませられない恐れがあるからです。
釣りではやっぱり、ポケット付のライフジャケットがウレシイ
ライフジャケットをつける必要性はわかった。しかしいつ事故が起きるのかわからないのに、いつもライフジェケットをつけているのはちょっと無駄に感じるし、なんだか恥ずかしい……
そんな方にオススメなのがポケット付のライフジャケットです。
ポケットの中に釣り用具を入れられるこのライフジャケット、フローティングベスト等とも呼ばれるようですね。
ライフジャケットとしての性能が心配になるかもしれませんが、国土交通省に認可されている製品なら浮力は問題ありません。
ライフジャケットを釣りに行く際に着ていくことを考えるなら、普段から便利ですし、かっこいい製品も多いので恥ずかしいこともないでしょう。
注意点としてはファスナーなど少量使われている金属部分でしょうか。中には防サビ加工をしていない物があるようです。海の風にあたっていればサビは天敵。防サビ加工がされていることを念のため確認しておきましょう。
ライフジャケットは釣りをする際、砂浜での投げ釣り以外ならば身につけることが大切です。特にお子様の場合は波止場釣りでも必ずライフジャケットをつけましょう。
釣り人らしくポケットが付いている物が便利でかっこいいかもしれませんね。