シロツメクサは、別名「クローバー」と呼ばれ、一般的には「幸運」といった花言葉が浸透していますよね。
しかし、「シロツメクサ」の花言葉には「幸福」とかけ離れた意味の「復讐」という花言葉もあります。
なぜ、真逆の意味の花言葉もあるのでしょうか。「復讐」と付けられた由来と、シロツメクサを花冠にする本当の意味を知ってみませんか?
シロツメクサの花言葉
シロツメクサ(クローバー)には「幸福」「私のものになって」「忘れないで」という恋の成就を願う意味の花言葉があります。
「四つ葉のクローバーを見つけると幸せになる」というお話は大人から子供まで知っていますね。
復讐の花言葉の由来
可愛さ余って憎さ百倍?!
シロツメクサの花言葉である「私のものになって」「忘れないで」という言葉の裏返しとして「復讐」という意味があります。
「幸福」を願って起こした行動が、実を結ばなかったらどうなるでしょう?それが「復讐」への気持ちに転じてしまうことは、決してめずらしいことではありません。
「復讐」は以下の様な気持ちの変化を表しているのです。
「私のものになって」「私を忘れないで」と願った大好きな人への思いが叶えば、私は「幸福」です。
しかし、叶わなければ「私のものにならなかった」「私を忘れてしまった」ということになり、願いをかなえてくれなかった人に「復讐」してやりたくなるのです。
恋に破れた人の気持ちであったり、めでたく結ばれた2人のことを想っていた人たちが抱く嫉妬の気持ちであったりと、願いが叶わなかった人の悲しみやうらみを表しています。
しかしあまりにも強烈な想いの変化を表す言葉です。相手に対する気持ちが強ければ強いほど、それが何かで変わってしまったとき、恐ろしいほどのエネルギーになるのですね。
花冠にすると・・?
シロツメクサの花冠を作って、相手の頭に乗せる光景を思い浮かべてください。乗せられた側も、乗せる側もきっと笑顔あふれる「幸福」な光景ですよね。
とてもほほえましいのですが、これは「私を忘れないで」という意味であって「忘れたら復讐しますよ」という強いメッセージなのです。
もはや、おまじないや願い事、というようなかわいらしい響きではなく、呪いに近いものを感じます。
知らないほうがよかったかも?
意味が全く違う花言葉を持つ「シロツメクサ(クローバー)」
たくさん生えているのを目にしたら、「幸せになれそう!」と花冠を作ってしまいそうですが「シロツメクサの花冠」の意味を知った後だと少しためらってしまいますね・・・。
案外意味を知らなかったほうが、花冠の美しさを楽しめたのかもしれませんが、あえて、恋人に花冠をあげるのもまた一興かも・・・。