絵馬の結婚・安産祈願の書き方と例と見本を紹介

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私たちの人生において結婚と出産はとても大きな出来事です。

本人はもちろんですが、周りの人や家族も良縁と安産を祈りたい、神様や仏様のご加護を頂きたいと思ったりしますよね。

そのような祈りや願いを神様仏様へ伝えるための身近な存在が、絵馬に書いて祈願するという方法ではないでしょうか?

そこでここでは、結婚・安産に対して絵馬に祈願したい方たちのための書き方や絵馬についてご紹介していきます。

目次
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絵馬の結婚祈願の書き方

書く準備!:黒の油性ペン、カラーペン等

せっかく神様に祈願するのですから、しっかり見てもらえて思いが届くためにも墨や油性の黒のペンでわかりやすく丁寧な字で書き入れましょう。

ちなみに、ペンなどを用意してくれているところが多いですが、インクが少なくない場合も多いです。

かすれた文字になってしまうのも残念なので、しっかりちゃんと書けるペンを持参することをおすすめします。

絵馬に描くイラストや文字を考える

絵馬は絵の描かれている方が表となっています。空いているスペースに書き入れてもいいですが、裏面に願い事を書くパターンが多いです。

簡潔な言葉で具体的な祈願内容を書こう

書く言葉は簡潔な文章でどのようになりたいか、どんなことを叶えたいかを書き入れます。

ポピュラーな書き方は『夫婦円満』『家内安全』『家庭円満』ですね。家族の絆が深くなること、そして末永い幸せを願い、具体的なことも書き入れましょう。

さらに新しい家族を迎えたい、自分たちの家族を作りたいという願いを込めて『子宝祈願』『子孫繁栄』も絵馬に祈願してみてはいかがでしょうか。ひとつの絵馬に一緒に書き入れても大丈夫です。

例 夫婦末永く健康でケンカもせず仲良くすごせますように。

例 子供3人に恵まれて笑顔が絶えない家庭になりますように。

最後に夫婦の氏名の書き忘れには気を付けましょう!祈祷と奉納をお願いするなら、住所も書き入れた方がよいそうです。

全国各地に夫婦円満祈願、子授け祈願のスポットや神社寺院はたくさんあります。夫婦ふたりでお出かけや旅行がてらに立ち寄って絵馬に祈願するのもいいですね。

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安産祈願の絵馬の書き方

女性にとって出産は命がけともいえる体験です。

出来るだけ安産であってほしい、そして赤ちゃんも無事で元気に生まれてきてほしいということを家族みんなで願い、安産祈願をする方も多いはずです。

安産祈願の神社寺院で有名な場所は、東京の水天宮、長野の諏訪神社、奈良の帯解寺(おびとけでら)などです。

参拝と同時にぜひ絵馬を書いて祈願奉納しましょう。

書く言葉と内容はもちろん『安産祈願』です。
どんな風に安全に産まれてほしいか簡潔な文章で具体的に書きましょう!

例:産気づいて1時間で安全に元気な子が産まれますように!

または『大願成就』というのも多くの思いが込められた言葉です。お参りした日付と夫婦の名前を書いて神様に願いをしっかりとお届けしましょう!

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安産祈願は戌の日にしよう

安産祈願といえば、妊娠5か月目の戌の日(いぬのひ)に神様に祈願と着帯の祝い(腹帯を巻く)ですね。

そもそも戌の日とはいつで、なぜその日がいいのでしょう?

戌とは十二支の11番目にあたる干支です。暦の中でも12日に一度戌の日がめぐってきます。

戌=犬は多産でお産が軽く、子犬の成長も早いということにあやかっているわけです。また妊娠5ヶ月ともなると、もう流産の危険性も少なくなってお腹が出始める頃です。

お腹の中の赤ちゃんを温める目的と同時にご祈祷を受けた腹帯を巻くことで神様にも見守ってもらう・・・これが戌の日に安産祈願をという理由です。

しかしあくまでも戌の日は縁起がいいと言われているだけで、その日でなければいけないわけではありません。

妊婦さんの体調が最も優先ですし、参拝が難しいという方もいらっしゃるでしょう。家族の方で代わりに祈願しても大丈夫ですし、日程も都合のあう日にしていいのです。

ただし神社や寺院によっては、戌の日以外は受け付けていないところもあるようですから調べてから行く方がいいでしょう。

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絵馬へ込められた願い

多くの人が切なる願いを込めて神様や仏様に祈り、絵馬を奉納します。

そんな絵馬の中には特別な思いを込められたものがあります。それは死者の結婚式とも言われる『ムサカリ絵馬』です。

ムサカリとは山形の方言で婚礼を意味します。

「迎える・去る」というのが語源で、「娘が去る(嫁ぐ)」を娘=む、ということでムガサリとも言われます。

ムサカリ絵馬とは、幼くして亡くなってしまったり戦死してしまったりした故人の親や遺族が「あの世で独り身では淋しかろう」と思い奉納される絵馬です。

「あの世でも良縁に恵まれ結婚して幸せに暮らしてほしい」という、早世した我が子に対して切実な親の願いが表現されているものが多いです。

江戸時代ごろからあったらしいこの風習は、現代も山形や沖縄などで祈願奉納される場所があります。

とても切なく愛情を感じずにはいられない絵馬なのではないでしょうか・・・
絵馬は強い祈りの気持ちと神聖な気持ちで書くことが大切です。

まとめ

良縁の相手と人生を共にする誓いをたてる結婚式。

祝福してくれる方々に見守られながら、その時の思いや決意をぜひ絵馬にしたためて結婚式という場で神聖なる誓いを奉納しましょう!

もちろん結婚式はすでに済んだ方でも、あらためて祈願したいという人もおすすめです。

結婚記念日に絵馬に祈願するというのも素敵ですよね。妊娠が分かったら安産祈願もわすれずに!

今ある幸せに感謝すると共に、祈願成就への感謝の気持ちも忘れないでくださいね。

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