YOASOBI【大正浪漫】歌詞の意味と原作小説のあらすじネタバレ考察

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小説を音楽にするユニットYOASOBIから原作小説大正ロマンスを題材にした新曲が「大正浪漫」公開されました!

原作は2,086作の応募作から選ばれた「夜遊びコンテストvol.2」大賞受賞作。原作の大正浪漫の歌詞やMVの意味をすりあわせて解説していきます!

また今回のMVはNTTドコモの新プロジェクト・Quadratic Playgroundとのコラボ作品!

あらすじやネタバレもありますので、まだ新曲を聞いていない方はそちらからご覧くださいね。

目次
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原作小説の大正ロマンスのあらすじ

大正ロマンスのあらすじがこちら!

時翔のもとに届いた不思議な手紙。
100年前を生きる千代子が書いたものらしい。
思いがけず始まった“文通”で距離を縮めるふたりだったが___
令和と大正、時を超えた恋の行方は?

https://www.youtube.com/watch?v=wJQ9ig_d8yY

大正時代に生きる「千代子」と令和時代に生きる「 時翔 (ときと)」の時代を超えた文通。

令和時代に文通という文化を知っている子がいるのか疑問なのですが(文通をしたことがない子が大半な気がする)

筆跡による相手の性格とか、文章を作る言葉の選び方だとか、スマホでやり取りする今とは違った情報で、相手を想い描くのがとっても素敵!

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YOASOBI 大正ロマンスのネタバレ

原案「大正ロマンス」を要約(ネタバレ)してみました!二人の細かいやりとりを読みたい方は、https://monogatary.com/からどうぞ!

二人の出会い

大正時代に生きる「千代子」が誰宛でもない「100年後の東京についての妄想」をつづった手紙が、なぜか令和時代に生きる中学生の「 時翔 (ときと)」の元へタイムスリップしてしまう。

時翔 (ときと)はその手紙が弟のいたずらだと思い込み、その妄想が現実化している内容、現実化していない内容を答え合わせのように書きこんだところ、差し出し主の千代子のもとへまたタイムスリップしてしまう。

そこから大正と令和の時代を超えた文通が始まった。

相思相愛の二人

相手に返事が届くまではちょうど10日間がかかるが、二人は文通を繰り返すうちにお互いを想い合うようになった。

ある日千代子は自分の想いを手紙に書き時翔へ告げる。

その手紙を受け取った時翔 はとても喜び絶叫した。その返事を書く前に時翔の耳にニュースが入ってきた。

それぞれの時代を生きる2人時間が重なる表現
左が現代の時計 右が大正時代の時計

途絶える手紙

「関東大震災の日から、明日で100年を迎えます」
1923年9月1日発生。死者およそ10万5千人、うち東京は7万人。

時翔は千代子の身を案じその場から逃げてほしいと手紙を書くが、届くのは10日後になってしまう…。どうか間に合って…!

しかし、その日以降、千代子から手紙が届くことはなかった。

奇跡

時翔は高校生になった。友人の家に遊びにくと友人の祖父が出迎えてくれた。

「友達の時翔くん。時を翔けるって書くんだよ、かっこいいよね。」

祖父は驚いた表情になり、帰り際に見覚えがある字で書かれた手紙を渡される。

それは千代子が書いた手紙だった。

千代子は関東大震災から奇跡的に助かっていた。 時翔が出した手紙も何週間後かに崩れた家から見つけていて、返事をしたが令和には届かなったようだ。

再会

手紙を書いてる千代子は79歳、病気を患っており命も残りわずか、奇跡を信じて息子にこの手紙を託したことが書かれている。

時翔くん、私たち未来のどこかで会えるよね。楽しみにしています。千代子より。

時翔は涙を流しながら未来に色んな時代の人と繋がることができる機械ができるんじゃないかと、彼女が未来を妄想したように想像を膨らませていた。

僕も長生きして、お土産話いっぱい持っていくから待っててね、千代子ちゃん。

おわり

原案「大正ロマンス」より要約
https://monogatary.com/story/78167

原作小説は原案に大幅加筆をして書籍として販売されています!

楽天ブックス
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以上、大正ロマンの原作小説のあらすじとネタバレでした。

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原作の考察や疑問

原案しか読めてないので考察のようなメモ書き

文通していたころの千代子は何歳?

友達のおじいさん何歳??高校生のころのおじいさんなら70~80歳くらい??
時翔の生まれる数十年前にはもう亡くなっていた?

なんで手紙が届くのが10日間?

ご存じの方がいましたら是非コメントでおしえてください!!

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YOASOBI 大正浪漫の歌詞とMVの意味を解説

では早速「大正浪漫」の歌詞の意味、MVの解説をしていきましょう!!

原作小説「大正ロマンス」をなぞった歌詞になっているので、ネタバレを読んでいただくと意味が分かりやすいと思います。

「大正浪漫」歌詞とMVの解説

「大正浪漫」は伴奏のピアノが「大正」でリズムが「現代」のもの。なので懐メロのように聞こえますよね!ちなみに速度を落とすと演歌のように聞こえます。

またイントロが2小節しかないのも珍しく、2番でAメロとBメロが入れ替わってる演出があります。確認してみてください!

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1番の意味と解説

突然はじまった手紙のタイムスリップ

ちなみ「千代子」は明治大正時代に流行った女の子の名前です。現代風の読めない名前「時翔」

名前の設定で時空を超えた出会いを演出しているのがスゴイ!!

不思議な出会いだけれど、文通を繰り返すうちに恋心に気づく二人。

どんどんお互いが惹かれ合っていきます。

100年前の時代に住む千代子と、100年後の時代に住む時翔。絶対に出会うことができません。

それでも、姿や声がわからなくても、綴る言葉でお互いに想いを寄せ合います。

現代でもTwitterやLINEでコミュニケーションを深めて恋が芽生えることがありますよね。

いつの時代になっても「文字」はお互いを理解し合うための素晴らしいツールなんですね。

千代からの手紙が待ち遠しい時翔。いつか、いつか、一目でもいいから会いたい。

千代子からの嬉しい返事、でも自分から好きだとは言えない時翔。

このあとに曲が転調するのがYOASOBIらしい!!

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2番の意味と解説

関東大震災のことですね。MVで大きな時計が揺れて地震を表現しています。崩れていく背景が地震で倒壊した建物や、落下物を描いていましたね。

後ろの時計が示す時間の11時58分は、関東大震災が発生した時間です。芸が細かい!!

MVを見ると前半と、ここからの後半で歌詞のフォントが変わりました!前半がレトロなフォント、後半が現代でよくみるフォント!

時翔は結局好きだと千代子に伝えられないまま、月日が経過してしまいます。

「いつか会いたい」と願っていた二人が、100年後に手紙で再会しました。

出会いも再会も「タイムスリップした手紙」

未来を想像していた二人が、時代が流れて新しい便利なものが生まれているなかで、アナログな「手紙」で繋がっていたのがとても浪漫ありますよね。

手紙を受け取った腕の袖口の色が「緑」なんですよね、もしかして千代子の息子さんが手紙を受け取った描写かもしれません。

大正浪漫

大正浪漫のMV、この場面に気づきましたか?

これはキスをしている表現ですよね…実際に会えていない、言葉(文字)だけの再会なので抱きしめても消えてしまう…!

そして…!消えた瞬間に「好き」に変わる演出が素敵…!!

「好き」という文字を抱きしめ想いを伝える二人。

八千代の意味は「極めて長い年月」という意味で、君が代にも出てくる言葉です。

時翔が千代子のことを忘れずに長生きをして、令和の時代を生きたすべてを天国にいる千代子に伝えにいくねという意味か、または、様々年代の人と連絡する手段が発明されるまで長生きして、その機械で千代子に会えることを期待しているのかもしれませんね。

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大正浪漫の言葉の意味は?

そもそも「大正浪漫」がなんの意味か知らない人が多いと思います。読み方は「たいしょうろまん」

大正はもちろん日本の歴史上の時代のことで、大正時代とは1912〜1926年の15年間のことを指します。

大正浪漫の浪漫は夏目漱石による当て字とされています。

「大正浪漫」とは大正時代の雰囲気や、思想や文化的な事象を指してよぶ言葉です。あの「鬼滅の刃」のアニメも大正時代のお話で、無残様と炭治郎がはじめて会った街並みがまさに「大正ロマン」な風景でした。

まとめ

長い原作小説を、短い歌詞で全部伝わるように描けるAyaseさんすごい…!

大正浪漫のMVもものすごく作りこまれた映像でしたね!大正時代の家電が流れて令和の時代へ変わる表現、色使い、千代子と時翔のキャラクターデザインも、歌と原作にぴったりで素敵でした!

大正浪漫の小説のあらすじとネタバレみて、もっと詳しく物語を知りたい場合は、ぜひ原作小説を手に取ってみてください!

(追記)YOASOBIの新作ツバメの小説あらすじネタバレ

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