なんだか足が痛い、違和感がある…誰でも一度は思ったことがある足の痛み。
「歩きすぎかな?」などと簡単に終わらせてしまってはいけません。
私たちの生活を支える足のことだからこそ、慎重になりましょう。
今回は足にまつわる様々な病気を予防方法と共にご紹介します。
出典 http://www.ligare-shinjuku.com/symptoms/images/%E8%B6%B3%E3%81%AE%E7%97%9B%E3%81%BF.jpg
足の関節が飛び出していたら…バニオン(健膜瘤)
足の指の付け根を見てください。
付け根の関節が飛び出してはいませんか?
もし関節が飛び出しているようならば、バニオンの可能性があります。
その関節を中心に腫れや傷みが生じてくるのが特徴。
最初は靴ずれ、と思うことで気付くそうです。
治療はハイヒールなどをやめて、ゆったりとした靴に変えること。
スニーカーなども紐をきつく縛りすぎるのはやめましょう。
しかし悪化すると矯正器具が必要になってきますね。
仕事柄矯正器具はちょっと…という方には手術もあるそうです。
足のどこかに原因不明の痛み…足根管症候群(そくこんかんしょうこうぐん)
足根管症候群はかかとの足の裏からふくらはぎの後ろあたりまで通っている神経が損傷することによって起こります。
立ちあがる、歩く、走るなどの足に負担をかけたときチクチクした痛みや、焼けるような痛みが特徴的です。
治療としては緩和剤や注射で治る場合もありますが、神経を圧迫するガングリオンが大きい場合は足を手術する必要性があります。
損傷している部分を圧迫すると痛みが走りますので、おかしいなと思ったら日常生活に負担が出てくる前に病院へいきましょう。
変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)
足のつま先を紹介してきましたが、最後は股関節についてです。
変形性股関節症は、形の異常や老化が原因で股関節が変形していく病気です。
大体は老化が原因であり、進行してしまうと元の状態に戻すことはきわめて困難といわれています。
男女ともに発症する可能性はありますが、圧倒的に女性に多いこの病気。
最初は「太ももあたりが痛い」「運動したあとに痛い」など普通の人ならば運動したから、と片付けてしまいがちな症状がでます。
進行してくるとその痛みは慢性的になります。
ここで大多数の人が診察をして、病名が発覚するのです。
これよりもさらに進行してしまうと、足に負担をかけなくても痛いなど日常生活に著しく負担がかかります。
治療は初期の段階でしたら簡単なストレッチや、水中歩行などの運動で緩和されます。
末期になると手術が必要になりますので、手術する前に治したいものですね。
あなたの足は不調を訴えてはいませんか?
予防はなんといっても普段から足に負担をかけすぎないこと。
若い女性はハイヒールを好みますが、あまり酷使しないことや、自分の足にぴったり合ったものを着用しましょう。
また日常から簡単なストレッチや運動を心がけることがもっとも大切。
お風呂上りに足をくるくる回すだけでも違いますよ。