かき氷やアイスなどを食べた時になる、あのキーンと頭が痛くなる現象。誰もが一度は経験したことがあると思いますが、あの痛みってなんとかならないものですかね?
せっかくの冷たくて甘いかき氷を頭痛に悩むことなくおいしく食べたいものです。
今回はかき氷やアイスを食べた時になる頭痛について、原因や痛くならない食べ方などを紹介していきます。
出典:http://somyu.com/blog/2006/07/post-230.html
かき氷で頭が痛い状態のメカニズム
かき氷やアイスを食べた時の頭痛には、しっかりと医学用語もあり、アイスクリーム頭痛といいます。わかりやすいネーミングですよね。
このアイスクリーム頭痛が起こる原因として、以下2つが考えられています。
1つ目は、冷たさを痛みだと認識して脳が伝えてしまうことです。
具体的にはかき氷などを食べると、喉を通っている三叉神経が冷やされることで、脳ではその刺激を痛みだと認識してしまい、関係ないコメカミなどに痛みの信号を送ってしまうことが原因です。
これは関連痛とも呼ばれるもので、虫歯で歯が痛くなると頭まで痛くなるというようなことも関連痛の例です。
2つ目は、口の中が急激に冷やされることで、脳では温めようと血流を増やし、その結果血管が拡張し炎症を起こすことで、一時的に頭痛が発生するというものです。
これは片頭痛が起きるしくみと同じですが、冷たいものを食べた時に起きるのはあくまで一時的な痛みです。
かき氷で頭が痛くならない食べ方
かき氷で頭が痛い状態にならずに、食べる方法はあります。どれも簡単ですのでぜひお試しくださいね。
食べたらおでこに冷たいものをあてる。
前述のとおりアイスクリーム頭痛の原因として、脳の錯覚にあります。
そこで、食べた時に痛いとおもったら、冷たいものをおでこにあてて、脳に正しく刺激を認識させることで、痛みを緩和することができるのです。
ここで冷たいものとはなんでもいいです。食べているかき氷でも、ペットボトルのようなものでもOKです。
ゆっくりと食べる
急激に口の中が冷やされることで頭痛が発生するのですから、急に冷えないようにゆっくりと食べてみましょう。
かき氷を食べて痛くなる人と痛くならない人との違いは、体質的なものではなく、実は食べることのスピードにあったんです。
天然の氷で食べる
「天然の氷で作ったかき氷は食べても頭痛にならない」、という説がありましたが、これにも理由が2つほどあるようです。
天然の氷は削るときに薄く削れるため、空気を豊富に含んだかき氷ができることで、食べる量が自然と少なくなり、痛くならないというもの。
もう一つは、天然の氷は人工の氷に比べて温度が高いということです。
天然の氷は-1度程度なのに対して人工の氷は-5度程度とされているのでこの温度差が原因というわけです。
そこで自宅でかき氷をつくる場合には、少しの間外に出して氷の温度を上げてから作るというのは効果的かもしれません。
まとめ
かき氷を食べた時に痛くなる原因やその対策をご紹介しました。
花火大会などに出かけた時は、かき氷を決まって食べる方も多いでしょう。ついうっかり急いで食べて頭痛になった時は、これまで紹介した方法を実践してみてくださいね!
ぜひこれを読んでるあなたも騙されたと思ってお試しください。きっといつもよりおいしくかき氷が食べられますよ。