お正月といえば、実家へのごあいさつは欠かせませんよね。
子どもが年金ぐらしの親に「お年玉をあげる」という習慣が、各地にあるそうです。
これは一年の感謝の意味をこめて、親にお年賀(お年玉)を渡しているそうですが、あげたことのない方には驚きですよね。
今まであげたことのない方はもちろん、毎年渡している方もお年賀(お年玉)で現金を親に渡すときの金額と相場は、なかなか人には聞きづらくわからないものですよね。
そこでお年賀の金額や渡し方のマナーなど、お得な情報をくわしくご紹介したいと思います。
出典 http://sozai-good.com/
お年賀(お年玉)を親に渡すときの金額の相場は?
目上の方にお金を差し上げるときは、「お年玉」ではなく「お年賀」といいます。
お年玉とは、目上の人(親・師匠)から目下の人(子供・弟子)にあたえるものとされていて、年上の方にお金を渡すのは失礼では? という考えの方もたくさんいます。
それでも感謝の気持ちをこめてお金を渡したい。
お正月の準備はお金がかかるので少しでもたしにしてほしい、と毎年渡している方もいます。
それでは、お年賀を渡している方の金額はどれくらいなのでしょうか?
お年賀の相場はいくら?
1位・・・ 1万円
一番渡しやすい金額かもしれませんね。
お正月の飲食代にあててもらいたいなど、親ももらいやすい金額かもしれません。
両親それぞれに1万ずつ渡す方
お年賀として1万円包んで渡す方
各家庭によって違いがあるようです。
2位・・・ 3万円
夫婦がそれぞれの両親に渡すとなると、けっこうな出費になります。
親が年金生活なので気持ちとして渡したいなど、家計に負担がかからなければ渡したい金額ですね。
3位・・・ 2万円
1万では少ない気がする、普段からいろいろお世話になっている人は、気持ち多めでこの金額なのではないでしょうか。
その他・・5万円~
いままで育ててくれた親に感謝の気持ちをこめて渡したい、実家が遠くなかなか帰省できない、という方は金額も多めなようです。
余裕があるなら渡したい金額ですよね。
・・5千円
子どもにお金がかかる、家を新築して余裕がないなど・・。
あげたい気持ちはあるものの、自分たちの生活にせいいっぱいでという意見も。
ふだんから親の誕生日や、父の日、母の日におくりものをしている場合、それほど気をつかわなくてもいいのではと思います。
無理のない金額でもじゅうぶん喜んでもらえるはずです。
渡し方のマナーはある? のし袋はどういうものがいい?
渡し方も各家庭によって違いがあります。
ご主人が渡す方、自分の親には自分で渡す方、ご仏前としてお金を供えている方などさまざまです。
ポイントは「親がもらいやすい渡し方」ということです。
お年賀として渡す場合
・紅白ちょう結びのご祝儀袋
一般的なお祝いやお礼にも使われるものです。
上段には「御年賀」もしくは、「新年御挨拶」、下段には贈り主の姓、またはフルネームを毛筆で書くのが正式なマナーです。
お年玉として渡す場合
・ぽち袋(お年玉と書かれていないもの)
子どもにお年玉で渡すものと同じサイズの袋です。お年玉と書かれていないシンプルなものが渡しやすいでしょう。
ご祝儀袋ではかえって親が気を使ってしまう、もっと気軽に渡したい方にはおすすめです。
なまえを書くときはうらに書きましょう。
おりがみでも簡単にぽち袋を作ることができます。手作りのものならなおさら喜んでくれるかもしれませんね。
渡すときは「少しですが感謝の気持ちです」というような、感謝のことばも忘れずにそえましょう。
結婚相手の親が、お年賀で現金を親に渡すといった習慣のない場合、お金を渡しても受けとってもらえないことがあります。
そういった場合は「失礼にあたるかもしれませんが、気持ちなので受け取ってください」と言葉かけをしてみてはいかがでしょう?
それでも受けとってもらえないときは、無理にお金を渡さず品物を渡してみてはどうでしょうか。
現金はちょっと・・・品物ならどんなものが喜ばれる?
お年賀で親に現金をおくるのはちよっと・・・という方は品物がいいでしょう。
ではどんなものが喜ばれるのでしょうか?
一般的に御年賀で渡すのは、おかしなどが多いようです。
それとは別に
・父親ならビールやお酒などが喜ばれそうです。
・お酒があまり飲めないのなら、親の好きなたべものでもいいでしょう。
・商品券なら好きなものが買えるのでおすすめです。
・衣類をプレゼントするのもたまにはいいですね。
ふだんからたまに食事をごちそうしたり、一緒に旅行したときに旅費を全部負担するなども、親にとってはうれしいようです。
一緒にというのもポイントですね。
いままでお正月にお金を渡す習慣のない方も、今年はお年賀で現金を親に渡してみてはいかがでしょうか。
もしかしたら思っている以上に喜んでくれるかもしれませんよ。
でも親へのいちばんのおくりものは、元気な顔を見せることかもしれませんね。
ご家族でよい一年をお過ごしくださいね。