ここ数年でぐんと知名度を上げた「お盆玉」という言葉をご存知ですか?
名前の通り「お盆」に子供にあげる「お年玉」、つまりお小遣いのことです。
専用のポチ袋である「お盆玉袋」は日本郵便やロフトをはじめとして全国展開されているので、目にする方も多いのではないでしょうか。
さて、お金とポチ袋もしっかり用意したあなた。いざお盆玉の準備に取り掛かってみるとお金の入れ方や、相手と自分の名前を書くかどうかなど細かいところが気になってきませんか?
ここではこうした疑問に対して最後の詰めまでしっかりと解説していきますから、確認してみましょう。一度おぼえるとさまざまな場面で役に立ちます。
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お盆玉ポチ袋へのお金の入れ方
どちらが正面?
ポチ袋にお金を入れようとするとき、なんとなく正面を向くように入れた方が良い気はしますが、そもそもどちら側が正面なのかあいまいなままではありませんか?
(1)ポチ袋の正面
飾りや絵柄のついている面、「お盆玉袋」など用途の名前が入っていて折り目のない方が正面です。
(2)お札の正面
お札は肖像(人の顔や姿)が描かれている方が正面です。
お札の折り方と入れ方
ポチ袋はサイズが小さめですので、入れるときはお札を折らないと入りません。横長のお札を3つ折りに折りたためば、余裕を持たせてポチ袋に収めることができます。
お札の折り方と入れ方について順を追って解説していきます。
②まず左側から三分の一のラインで折りたたみます。
③次に右側を折りたたみます。こうすることで、肖像が内側になります。左開きで開く形が出来上がっていることを確認してください。
④ポチ袋の正面を上にして置き、そのまま折りたたんだお札を入れて完成です。
小銭の場合は絵柄や漢数字が入った面が表です。表の面がポチ袋の正面側に来るようにして入れましょう。
封を閉じる時のり付けをしてもよいですが、子供に渡すポチ袋ですので、少しカジュアルにシールを貼るのはどうでしょう。子供も開けやすいですし、可愛いアクセントになります。
ただし、封をするのは記事を最後まで読んでからにしてくださいね。
お盆玉の宛名の書き方
宛名は書いた方が良いのか?
渡す相手の宛名をきちんと書かないと誰のものかわからなくなったり、間違った人に渡ってしまったりする可能性があります。
宛名はポチ袋の正面に書くようにし、「〇〇くんへ」、「〇〇ちゃんへ」というように愛称を付けてあげると子供も理解しやすいです。
自分の名前も書くのか
「自分の名前を書くのは渡したことをアピールしているようで気が引ける…」ついこのように考えがちですが、ポチ袋の裏側にきちんと書きましょう。
「このお金は誰からもらったのかわからない」なんていうことになれば、お礼を言う側の親が困ってしまうからです。
自分の名前をフルネームで書くのではなく、子供が理解しやすいように「〇〇おじちゃんより」などと書いてあげるといいでしょう。
相手と自分の名前の大きさのバランスにも気を配りましょう。自分の名前は、相手の名前よりは小さめに書きます。
インクの色は黒を選び、宛名が消えないように、シャープペンシルや水性ペン、消えるボールペンは使わないようにします。
そしてこれも大事なことですが、綺麗に折りたたんだお札にあとがつかないように、お札を入れる前に宛名を書きましょう。
いかがでしたか?これで、細部まできちんと気を配ったお盆玉袋の完成です!
お札の正式な折り方と書き方は、冠婚葬祭やビジネスなどあらゆる場面で使えますので、ぜひこれを機会におぼえてくださいね。