お正月といえば年に一度のごあいさつ。大切な人へのごあいさつにお年賀は欠かせませんよね。
お年賀とはお年始のごあいさつに、直接手渡しする手土産のことをいいます。
手渡しするときにお年賀ののし紙やのし袋の書き方、短冊の位置や貼り方が間違っていたら恥ずかしい思いをしますよね。
いまさら人にはききづらい、お年賀ののし紙とのし袋の書き方とマナーと、短冊のしの位置と貼り方についてくわしくご紹介します。
出典 http://wrapping-yohin.net/gift/winter/win_011.php
お年賀ののし紙とのし袋の書き方
1・のし紙とは?
お年賀などの手土産にかけるものを「のし紙」といいます。のし紙には「内のし」と「外のし」があり、商品を包装する前にかけるのが「内のし」、包装紙の上からかけるものを「外のし」といいます。
関東では「外のし」 関西では「内のし」が多いようです。
あとはその家のしきたりや、地域などによっても違いがあるようなので、お年賀を購入するときお店の方にきいてみてはいかがでしょうか。
のしの種類は、紅白の「花結び」(蝶結び)のものを使います。
(紅金のものもあります)
2・ のし袋とは?
お年賀を現金で渡すときに使います。のしの種類は、花結びの「水引が印刷」されたものと、「水引が付いた」ものがあります。
水引とは、のし袋などについている「かざりひも」(飾り紐)のことです。
水引の付いたのし袋には種類があり、関東は紅白の「花結び」、関西では紅白の「あわじ結び」(交差結び)が使われています。
間違えないように注意しましょう。
3・ のしの書き方は?
水引の結び目より上段には「御年賀」もしくは、「新年御挨拶」
下段にはやや小さめに贈り主の姓、またはフルネームを毛筆で書くのが正しいマナーです。墨は濃い色のものを使いましょう。
お年賀ののし袋に、 うっかりお金を入れわすれた! なんていうことのないようご注意くださいね。
お年賀のマナー
1・お年賀(お年始)はいつごろまで?
1月1日~3日の間にごあいさつにうかがうのが礼儀ですが、忙しい元旦は避け 「松の内」までに贈るようにしましょう。
「松の内」とは年神様のいらっしゃる時期のことをいいます。
関東では1月1日~7日
関西では1月1日~15日
というのが一般的。地域によって違いがあるようです。
ごあいさつしたい方には、暮のうちに連絡を入れ、訪問する日を約束をしておきます。
訪問するときは午前中はなるべく避け、午後1時~2時ごろまでにうかがうようにしましょう。
2・「松の内」に間に合わなかったら?
松の内の時期がすぎると「お年賀」ではなく「寒中御見舞」になります。
「寒中御見舞」は立春(2月4日頃)までの寒中におこなうお見舞のことです。のし紙も「寒中御見舞」に書きかえましょう。
短冊のしの位置と貼り方
(1)短冊のしとは?
のし紙を簡易化にしたものが短冊のしです。おもに、お年賀など季節のごあいさつに多く使われています。
(2)短冊はどの辺に付ける?
正面右上に付けましょう。
両面テープなどで短冊の上下うらにテープを付けると、キレイに貼ることができます。
最近は、付箋のような上下のり付きの短冊や、シールになっている短冊もあり、簡単にはることができます。
(3)短冊に名前は?
フルネームで書きます。
短冊が小さい場合は、無理に名前を入れる必要はないでしょう。
どうしても名前を入れたいときは、短冊はやめてのし紙にかえてみてはいかかでしょうか。
少しはお役に立ちましたでしょうか?ふだんなかなかお会いできない方でも、一年に一度くらいはごあいさつしたいものですよね。
みなさまよい一年になりますように。