カイロや湯たんぽを長時間中低温やけどをして水ぶくれができた!そんなとき、どういう処置をしたらよいのでしょう?
今回は低温やけどで水ぶくれができたときの処置方法と、放置したらどうなるのかをご紹介します!
出典 http://www.misaki.rdy.jp/illust/kisetu/ivent/kyukyu/sozai/303.jpg
低温やけどで水ぶくれが出来た時の処置方法
水ぶくれが出来たら、すぐに流水で冷やしてください。冷やすことで、やけどの進行を抑え傷跡を小さくし痛みを押さえてくれます。
熱湯などで負うやけどと違い、低温やけどは暖かいものが長時間皮膚にあたることで生じます。ですので、気づいた時には皮膚の奥まで傷ついた状態になりやすいのです。
低温やけども立派なやけどです。水ぶくれが出来たということは、真皮と呼ばれる皮膚の深いところまで傷を負っている証拠です。ただちに冷やす必要があります。
流水で冷やすのが痛いというのであれば、洗面器に患部をつけ水をかけ流すとよいです。氷を使う場合は、凍傷の恐れがあるので布等でくるんで冷やしましょう。
冷やす時間ですが、15分から20分はしっかり冷やしてください。
放置したらどうなる?
低温やけどの水ぶくれを処置せず放置すると、感染症をおこす(ばい菌が入る)リスクが増えてきます。
とはいえ、皮を破り患部を晒すのもよくありません。乾燥によるストレスで、傷の治りが遅くなることが考えられます。ずきずきと痛みも出てきます。ケアを怠れば、逆に細菌感染を呼び込むことにつながります。
ばい菌を嫌って、水を抜けばよいという問題でもないのです。
低温やけどの治療は何をするの?
水ぶくれは、破って保湿する治療がよいとされています。
水ぶくれには、破壊された細胞から染み出た体液がたまっています。実はこれを破るのか温存するのかは、いまだに賛否両論あります。ですが、最近は破るほうがよいという意見が多いです。
感染症を防ぐため正しい処置をご紹介します。
水ぶくれの皮を消毒したはさみ等で切り取り、水も抜き取ります。傷口はワセリンを塗ったラップでくるみます。
こうすることで、傷口を乾燥させず自己免疫力で素早く治すことができるのです。体液が染み出てくるので、一日一回傷を洗いラップを交換しましょう。
ワセリンで潤いを与えると傷跡も残りにくいので、おススメの治療方法です。けれどやけどの範囲が広かったり、痛みがひどい場合はすぐに病院へ行きましょう。無理は禁物です。
低温やけどの水ぶくれの処置方法、いかがだったでしょうか?
水ぶくれになったら、破って保湿することが重要です。自己の免疫力に頼ることが、治療の早道です。
しかし、一番安全なのは病院にかかることです。あまり無理はせず、お医者さんの手を借りるのも選択肢として頭に置くようにしてください。