昔から雪がふった時の遊びとして親しまれてきたかまくら。
子供のころにたくさん雪がふった次の日には外に出て、作ったことがある方は多くいるはず。しかし、ただ雪を固めて堀っただけでは、あっという間に崩れてしまいますよね。
ところが丈夫なかまくらを作るコツが、本当は存在しているのです。大人でも童心に帰り、丈夫で長持ちするかまくらを本気になって作ってはみませんか?
今回は強いかまくらの作り方と、かまくらの本来の意味をお話します。
ドーム型のかまくらの作り方
ドーム型のかまくらを作る時には、雪に水分をふくませながら固めるのが最も重要になります。
雪山を作る
雪を集めてつみ上げ、時々水をかけて固めることを大人の身長ほどの高さに達するまでくりかえしましょう。ある程度高さが決まったら、スコップなどで表面をたたき、より一層固くすることに専念します。
そのまま一晩おけば、かまくらのベースとなる雪の完成です。
一晩たってますます固くなった雪のかたまりを、さっそく掘り始めます。
壁の厚さを均一に掘る
まず20~30cmくらいの枝を10本くらい、雪全体に直角に刺します。その後入り口となる場所から掘り、中をくりぬいていきましょう。
その際に刺した枝の先が見えたらそれ以上は掘り進まずに、別のところを掘るようにします。そうすることで壁の厚さが均等になりますよ。
そのまま掘り進め、中が完全にくりぬかれたら完成です。動画だともっとわかりやすいです。
ブロック型のかまくらの作り方
ドーム型のかまくらよりも本格的なものが作りたい方は、雪のブロックをれんがのようにつみ上げていくブロック形のかまくらをおすすめします。
雪の型をとる
雪をプラスチックなどの箱型のケースにつめてとり出し、ブロックをたくさん作りましょう。ブロックを作る時は自分の体重を使って硬度を上げて下さい。
ブロックを積み上げる
できたブロックを円状につみ上げていきます。その際に必ずすきまができるかと思いますので、水や雪を接着材のように使って埋めるようにします。
この方式で積み上げる場合、かまくらの頂部をあまり曲線にすると崩れてしまいますので、できるだけてっぺんはとがったものにすると崩れにくくなります。
上までブロックをつむことができたら、全体の形を整えて完成です。
かまくらは本来なんのために作るもの?
かまくらのルーツは秋田県東部の伝統行事である「火振りかまくら」にあるとされています。
旧正月にあたる旧暦の1月15日にあたる2月の中ごろに、水神様を祀るために雪で家を作ったのが始まりだとか。
本来かまくらとは中に入ってものを食べたり、かまくらそのものを見たりするものではありません。かまくらは中に入ってすぐの正面に祀られた水神様にお賽銭をあげ、家内安全や商売繁盛などをお祈りするためのもの。
今はかまくらといえば観光地として有名になるほど、冬の行事としての人気が高まっていますが、本当は神様に祈るための神聖な雪洞なのです。
まとめ
そりや雪合戦と並んで、雪がつもった日の定番の遊びであるかまくら作り。昔ほど外で遊ぶ子供が多くはない今の世の中、かまくらを作ったことのない子どもも増えているはず。
しかし汗をかきつつ一生懸命雪をつみ上げ、完成したかまくらの中に入った時の感動は格別です。
今年の冬は近所の子どもも誘って、本格的なかまくら作りにいそしんでみてはいかがですか?