クラゲに刺された時の処置は?水ぶくれやかゆい症状の対処方法や薬は

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夏になると家族や友人、恋人同士で海水浴へ出かける人も多いでしょう。楽しいはずの海には恐ろしい生き物が意外とたくさんいます。

その中でもクラゲは知らないうちに近寄ってきて刺していく・・・海水浴とは切っても切れない関係の生き物です。

クラゲに刺されたことがなくても、海の中でチクッとした痛みや激痛を感じたらクラゲを疑いましょう!

もしも刺されてしまった時あわてずに処置ができるように、ここでは対処方法や薬なども紹介します。

目次
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クラゲに刺された時の処置方法

命にかかわる危険な毒をもつクラゲもいます!刺されたと感じたら速やかに海からあがりましょう。

1.患部を海水で洗う。真水はダメ!
クラゲに刺されたところは、まだ刺胞(毒のある針が入ったふくろ)が残っているかもしれませんので、必ず海水を使ってよく洗い流してください。

もし真水で洗ってしまうと、浸透圧の違いから刺胞が破れてしまい、症状が悪化する恐れがあるからです。

2.触手が残っていれば取り除く。素手で触らない!
刺胞や触手が皮膚に残ってしまっている場合、出来れば手袋やピンセットなどを使って慌てずにゆっくりとはがします。

このとき決してこすったり、素手で触ったりしないように気を付けてください。

3.痛みと腫れをおさえる
患部を氷水や氷のうを使って冷やします。クラゲの毒はタンパク毒なので、冷やすことでタンパク質の活動をおさえます。

同じような理由で温めるというのも有効なのですが、火傷のリスクもあり素人では難しい処置ですので、冷やすやり方がおすすめです。

4.場合によっては病院へ!
小さいお子さんの場合、処置後に元気に遊んでいるようならそのまま様子をみますが、クラゲによっては時間がたってから症状が出ることもありますので、十分注意してくださいね。

また息苦しさや嘔吐、広範囲に発疹が出来たといった症状が出た場合には、早急に病院(皮膚科)での受診が必要です。

刺された時の痛みと症状について

クラゲの種類によって症状は様々です。刺されてもかゆみや少しピリピリする程度で痛みをあまり感じないものから、ヒリヒリ、チクチクするといった痛みのもの。

中には刃物で切られたような鋭い痛みや、ビリビリとした激痛を感じるものもあります。

毒性の強いものほど赤く腫れ上がったり、ミミズ腫れや水ぶくれになったりします。

薬での治療について

病院へ行くほど重症ではない時には、市販の塗り薬(ムヒアルファEX、オイラックスPZ、キンカン、マキロン、クロマイP軟膏など)で様子をみます。

抗ヒスタミン軟膏やステロイド系軟膏は、いずれもアレルギー反応をおさえ、特にステロイド系には炎症をおさえる強い効果があります。

また痛みやかゆみなどには、局所麻酔薬のリドカインやジブカインの成分が入った薬もあります。薬剤師さんに相談して薬を選びましょう。

傷跡は残したくない!

クラゲに刺された跡は残ってしまうのでしょうか?そうならないためにも以下のパターンに気を付けましょう。

1.応急処置をして薬をつけたら、いつの間にか治っていた?
このパターンが多いと思いますが、傷跡を残さないためには消毒や薬を
塗るのを止めないことが大切です。

2.赤くなっていつまでもかゆみが治まらない
皮膚に刺胞が残ったままになっているおそれがあります。かきむしってひどくなってしまう前に、皮膚科を受診しましょう。

3.水ぶくれになったが、特に処置せず放っておいた
一時的に大きくなった水ぶくれも、気付くとしぼんで無くなったかのように思いますが、小さなコブのような跡が残ってしまうことがあります。

傷跡を残さないためには消毒や薬を塗ることを怠らず、必要に応じて病院へ行くことが大切です。

夏のレジャーである海水浴を楽しむためにも、クラゲに刺された時の正しい知識を身に付けて、あわてず対処できることが大切です。

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