節分にも使う焼いて焦げ目のついたいわしの丸干しを、頭から丸かじりするっておいしいですよね。
昔は七輪や火鉢の上で炭火で焼いたものですが、今はフライパンやグリルなどの調理器具で簡単に早く焼くことができます。
魚を食べる機会が減っていると言われる現代人ですが、やはりおいしくて体に良いものは食べ続けたいですね。
では、いわしの丸干しの焼き方と食べ方、それとさばき方について解説します。
いわしの丸干し・グリルの焼き方
いわしの丸干しのグリルの焼き方をご紹介します。
- 焼く前にグリルを温めておきます。
- 焼き網にサラダ油を薄く塗っておきましょう。
- 中火くらいの火加減で焦げ目がつくまで焼きます。
- 焼き時間はグリルによって異なりますので、時々確認してくださいね。
- 焦げ目がついたら、裏返して火を弱くして好みの焼き色になるまで焼きましょう。
注意することは、グリルの火加減の調整です。ご家庭によって、グリルの火力はそれぞれ違うため焼き方も違いがでてきます。
火力が強すぎると焼けすぎて風味がそこなわれてしまいますので、ご注意くださいね。
いわしの丸干し・フライパンの焼き方
いわしの丸干しのフライパンの焼き方をご紹介します。
- グリルと同じくフライパンは温めておきましょう。
- クックパーなどのクッキングシートをフライパンにしきます。
- いわしの丸干しを並べましょう。この時重ならないように気をつけてください。
- フライパンの時は、火加減を少し強めにして約5~6分焼きます。
- 裏返して再び約5~6分、焦げ目がしっかりついて焼きあがったかどうか確認しましょう。
後片付けが楽なのでフライパンを使いたくなりますが、いわしをフライパンで焼くと、どうしても魚の匂いがフライパンに残ってしまいます。
気になる方は、必ずクキングシートを使いましょう。ない場合は、グリルで焼くことをおすすめします。
いわしのさばき方
最近は、自分で魚をさばくことが減っていますね。切り身した見たことがないという若い方もいるとか。
大きな魚をさばくのは大変ですが、いわしは案外簡単!さばき方をご紹介しますね。
いわしの尾から頭に向かって、かるくウロコをこそげ落とします。
- 胸鰭(むなびれ)と腹鰭(はらびれ)の後ろに包丁を入れて、頭はまっすぐに切り落とします。
- 頭から尾にむけて腹を切り、内臓をとり除きましょう。
- 身を崩さないようにやさしく手早く水洗いします。
- やさしくしっかりと水気をふきとります。
- いわしは身がやわらかいので手でおろします。
- 腹の側から尾にむけて、中骨に沿って左手親指をすべらせていきます。
- 次は右手親指を頭側にすべらせながら身を開きます。
- 右手の指先を使って、中骨を尾の付け根で折ります。
- 中骨をつまんで、頭の方にむかってていねいにとります。
これで完成です!
いわしの丸干しは、グリルやフライパンで簡単に美味しく焼けます。片づけの手間もかかりません。
朝ごはんのおかずに、夜のお酒のおつまみに、少しの手間で作れちゃいます。そのうえ栄養満点!丸ごと食べられるのでカルシウムの補給にとても良い食品です。
カルシウムの吸収をよくするビタミンDも含まれているので、単品でしっかりカルシウムがとれますよ。
他にも調理法はたくさんありますが「お魚ちょっと苦手だなあ」「魚の調理って手間がかかるし片づけが大変」と思っている方は多いでしょう。焦げ目のつくと香ばしくておいしいですよ。
いわしのおすすめレシピ
いわしのさばき方で基本的な方法と、フライパンやグリルでの焼き方を紹介させていただきました。参考にしてみてくださいね。
いわしの開きは、フライにしたり、かば焼き風に焼いたり、さまざまな調理が楽しめます。
ムニエルにしてこんがり焼いて、おろしポン酢で食べるのもおいしいですよ。
さっぱり系からボリューム系まで幅広いレシピがあって、身が柔かいので、青じそとチーズを巻き込んでフライにするのも、ボリューム満点のおかずになります。
梅しそや大葉、色んなものを巻き込んでロールフライにすると、お弁当のおかずにもぴったりです。
さっぱり系が好きな年配の方にには、いわしの開きを焼いて、刻んだ大葉とポン酢に漬け込んだものがおすすめです。煮つけにするのも良いですね。
いわしのさばき方と焼き方をマスターして、お料理のレパートリーを広げてくださいね。