眠っているときに手足がつって、痛みで目が覚める…。こんなことありますよね。
同時に手や指、そして足がつるなんて最悪です。眠るときって大抵ひとりだから、孤独で痛さも倍増ですよね。
つる、という原因と予防についてご紹介します。もしかしたら大きな病気へのヒントかもしれません。
手や指がつる原因(こむら返り)
手指や足がつる原因として3つ挙げられます。
- 筋肉への負担
手足を酷使したり、急激な温度差でも痙攣してつることがあります。 - 水分不足
足にもいえることですが血行が悪くなることが一番の原因。意識して水を多く飲むことが大事です。 - ミネラル不足(特に以下の3つ)
・マグネシウム
体温調節、神経の興奮、筋肉の収縮などに関わっている
・カリウム
神経や筋肉の働きを正常に保つために必要
・ナトリウム
体液のバランスをとったり、筋肉や神経の反応に大きくかかわっている。
筋肉が冷えるとつる原因になりますので、なるべく温度を一定に保ち、寒い冬は身体を温め手足が冷えない工夫をしましょう。そのほかにも栄養価が原因になってる場合もあります。
酸素不足、ミネラル不足、マグネシウム不足…。
野菜中心の生活にすることで解消できるものばかりですね
手指や足がつった時の対処法
手指や足がつった時に、すぐに効く対処法はこむら返り用の薬(漢方)を飲むことです。
効き目が早いので、約20分くらいで手指や足のつりが和らいでいきます。
筋肉を伸ばして治ったと思っても、手を離したり少し経つとまたつってくる現象が起きる時も、薬を飲めばすぐ直ることがおおいです。
つりやすい人ほど「こむら返り用の薬」を用意しておきましょう!
手指や足がつる予防方法
事前の準備でこむら返りを防ぐことができます。
- 水分を意識的に多くとる
朝起きたら水を1杯飲む、寝る前にも1杯飲む、日中も意識的に水を飲むようにしましょう。 - 日常的にミネラルを摂取する
野菜にミネラルが多く含まれています。カリウムならバナナ、マグネシウムなら納豆や豆腐に多く含まれています。 - 手指や足のストレッチをする
日頃から手指や足のストレッチをして、筋肉の負荷を軽減しておきましょう。 - 手指や足のマッサージをする
運動したあとや、沢山歩いたあとはマグネシウム入りのオイルでマッサージするとよいです。
マグネシウムは皮膚からの吸収のほうがよいとされています。
手指のつり予防ストレッチ
普段から手指をストレッチして、こむら返りが起こらないように予防しましょう。
筋肉の疲れを和らげるストレッチ
- 手を体の前に伸ばして、全ての指を体側にひっぱります。
- 指1本1本を体側にひっぱります。
- 腕の表と裏をストレッチにするために、手のひら裏表、両方伸ばします。
手のつりを和らげるストレッチ
- 手をぎゅっと握ります。
- ゆっくり小指から順番に開いていき、数かい繰り返します。
痛い部位を触ることは痛みを増徴させるのではないかと思いがちですが、とても効くんです。ぐーっと伸ばして、ストレッチをするとあっという間に痛みがひきます。
あまりにも日常的に手足をつることがある方は、水分をたくさん取るようにしてください。
日常生活改善が治療の鍵です。
つる現象に伴うこわーい病気とは
単純な筋肉への負担だと思っていたはずが、実はとんでもない病気だった!ということもあるかもしれません。
栄養の不足についてはお話しましたが、それによって高血圧の可能性も。
さらに「手足がよくつるからおかしい」と思って病院に行った方が糖尿病だったという報告もあります。
糖尿病になると日常生活に規制が増えてしまい命にも関わります。
手足両方ともすぐにつってしまう場合は?
慢性的な栄養不足や運動不足が原因かもしれません。
他にも服用しているお薬の副作用である可能性もありますので、違和感を覚えた方は早めにお医者様に相談しましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
手足がつることを簡単にとらえている方も多いようですが、それは確実に身体が出している不調のサインでもあります。
寝ていれば治るようなものであれば良いですが、手遅れになる前にサインに気付いて日常生活を見直してみてくださいね。