厄払いや魔よけのお守りとして、お正月に購入されることの多い破魔矢。正しい処分方法があるのをご存じですか?
破魔矢は家の中を守ってくれる大切なもの。とはいえ飾ったまま長い時間が過ぎてしまい、「そろそろ処分したいけど、どうしたらいいの?」と悩んだりしますよね。
いくら物だとはいえ神様の力を借りて自分や周囲を守っていただくのですから、そのままゴミに出していいわけがありません。ただ捨ててしまうのではなく、お礼とともにきちんと処分し、安らかに眠ってもらいましょう。
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破魔矢の正しい処分の仕方
破魔矢をいただいた神社やお寺に納めるのが一般的な処分方法です。
敷地内に古いお札やお守りを納める場所が設けてあれば、そこにお返ししましょう。万が一そういったものが無かった場合には、職員の方に申し出て直接返納してください。
賽銭箱が設置されているところも多いと思いますので、その場合はいただいたものと同じくらいの金額を目安に、お焚き上げ料を納めましょう。最近では金額にこだわらず、心づけとして少額を納める方もいるようですね。
基本的に時期はいつでもいい
処分する時期は特に決まっていませんが、お正月から小正月である1月15日までの間に処分する人が多いです。1月15日近辺には「左義長」や「どんど焼き」などという名前でお焚き上げを行っている神社やお寺がありますので、その時期に持っていきましょう。
もちろん年末年始以外でも古くなった破魔矢やお守りの処分は受付してもらえるので、都合が合わなければいつ持っていっても大丈夫です。
長い間放っておくのはNG
出典 http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/a7/579893055613b40784fe59a6a60945c7.jpgでは破魔矢を処分せずにそのままにしていても別にいいのでしょうか?
お守りというのは、効力を発揮するのがだいたい1年と言われています。
過ぎてしまってもすぐに効果がなくなるということはありませんが、長い期間持ちすぎると悪い気で汚れてしまい、逆に良くないことが起こる可能性もあります。
1年おきに新しいものに変えていけば、お守りとして最大限の効果を発揮できるようになるのです。
つい処分するのを忘れてしまい、そのままずるずると時間が経ってしまう…という人は初詣に行く時に古い破魔矢を持っていって納め、新しいものをいただいて帰ってくるというのがもっとも分かりやすくておすすめです。
破魔矢の正しい処分方法をまとめてみましたが、いかがでしたか?
1年間しっかりと家の中を守ってくれた破魔矢。心の底から感謝し、お礼の言葉とともに納めたいですね。感謝の意をもってきちんと返納すれば、私達も気持ちよく次のお守りをいただくことができます。
日頃からありがたみをもって破魔矢と接することで、きっと神様は私達を守ってくれますよ。