普段着る機会がすくない袴は、どうたたんだらよいのでしょう??
今回は袴の簡単なたたみ方を、女袴と男袴に分けてご紹介いたします。
出典
http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/26/0000041726/59/imgc1b2988ezik2zj.jpeg
袴の簡単なたたみかた 女袴編
女袴のたたみ方は簡単です。流れを説明します。
後身を下にし、折り目を整えながら袴を寝かせます。
手で押さえながら、裾から三分の一を内側におります。
残る上の三分の一をおりかさねます。
左右の前ひもを四つ折りにして交差させます。
左の後ろひもを交差したところから下からくぐらせます。くぐらせた後、左ひもは折って長さを調節します。
右の後ろひもを中央の交差位置の上からかぶせ、その下をくぐらせて右へ抜きます。
上にぬいて長さを調節した左の後ろひもを、右手前側におります。
右の後ろひもを、左の後ろひもの結び目に通します。
結び目を整えると完成です。
一連の流れが動画で確認できます。こちらでご確認ください。
袴の簡単なたたみかた 男袴編
男袴は女袴より、若干複雑です。
ですが、手順さえ覚えてしまえばスムーズにたたむことができます。見栄えもしますから、流れを追って覚えていきましょう。
女袴と同じ手順で袴の折り目をただし寝かせます。裾から三分の一ほどを内側におります。そのまま上三分の一をおり返します。
前ひもを四つ折りにし交差させます。
左の後ろひもを、交差したところから下からくぐらせます。
くぐらせたら左下へおり、
前帯の下をくぐらせます。
くぐらせたひもを右下へ下し、四つ折にしていた前ひもを包むようにおりこみます。
右の後ろひもを、交差したところ下からくぐらせます。
くぐらせたひもを右下へおります。
右下へおった後、四つ折りにした右前ひもの下をくぐらせ、巻きつけます。
巻きつけくぐらせたひもを、四つ折りにした右前ひも上の帯の下をくぐらせます。
そのまま四つ折りにした右前ひもを、つつむように折り込みます。
結び目の形を整えて完成です。
こちらにも一連の流れがわかる動画を張っておきますので、ご確認ください。
袴のたたみ方のポイント
男袴も女袴も、前ひもを四つ折りにしクロスさせて交差点を作るところまではおなじです。
そこからは男袴の方が少しだけ複雑ですが、手順を動画とみながら文面で確認するとかんたんに理解できます。
上記の説明でお気づきかと思いますが、いずれの袴も本体は三つ折りにするだけです。
しっかり覚えるべきところは、ひものたたみかたの方法です。ですので、一度覚えてしまえばあっという間にたたみ上げることが可能です。
袴を着る機会は多いとは言えません。
ですが、あまり着慣れないものだからこそ、和装の心得としてたたみ方をマスターしましょう。