洗い物などの家事をしている女性に多い指先のひび割れ。特に冬場になるとパックリと割れやすくその手で洗い物をするのは苦痛ですよね。
今回は、指先のひび割れの原因と治療法についてご紹介します。
出典 http://kids.wanpug.com/illust/illust1413.png
指先のひび割れの原因は?
指先がパックリと割れてしまう原因は、主に「乾燥」です。人間の皮膚には油脂という脂分がついています。油があることで水分の蒸発を防ぎ、皮膚へのダメージを軽減しているのです。
冬場は寒く、水仕事をしている主婦の方は「冷たくて嫌っ!」といった感じですよね。指先は、血液がターンする部分でもあり、多くの末端神経が集まっている場所でもあります。
水の冷たさで冷えてしまうと血行不良を引き起こしてしまい、細胞へ栄養が行き渡らなくなる。そうしてしまうと、皮膚の細胞が機能停止してしまい、皮膚の乾燥を許してしまうのです。
そうすることにより、皮膚はだんだんとカサカサになっていき、一見なんともないようにみえるのですが、ふとした瞬間にパックリと割れてしまい、激しい痛みと闘いながら家事をしなければならなくなります。
これが指先がひび割れしてしまう原因です。
病院の治療法や費用は?病院にいくか自宅ケアするかの判断方法は?
指先のひび割れは病院で治療することができます。専門は皮膚科。そこでは主に乾燥を防ぐための薬を処方されます。いわゆる「保湿クリーム」というものです。
保湿クリームは、油分が水分と一緒に気化するのを防ぐもので、洗い物などをした後に塗るのが効果的です。治療費は、初診料に加え診察費、薬代でおおよそ2000円以内が相場となっています。
自宅ケアをするか病院へ行くかの判断は、その割れ具合にもよって変わります。もし、パックリといってしまっていて、「かなり痛い」ということであれば病院に行くことをオススメしますし、「ちょっと割れたくらい」であれば自宅ケアで充分かと。
自宅ケアの方法や費用(市販薬やクリーム)
自宅ケアの方法として、市販の軟膏や保湿クリームなどが有効で、薬局やドラッグストアなどで入手することができます。価格は、約1000円程度で購入することができます。
しかし、注意すべき点があります。それは「自分の肌に合うものを買う」ということです。肌には「敏感肌・乾燥肌」などといった体質があります。
体質に合わないクリームや軟膏は、余計な症状を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
ひび割れの予防と対策方法
ひび割れを予防する方法として、「水を使ったあと、タオルなどでよく乾かしてから保湿クリームを塗る」という事が挙げられます。これにより、油分の蒸発を防ぐことができ、乾燥から守ることができます。
また洗い物をする際には、ゴム手袋などで手をガードしながら洗うというのも一種の予防対策です。そうすれば、直接水に触れることは少なくなりますし、手の油分が失われにくくなります。
格好は不格好ですが、最も有効な予防法なのではないでしょうか。
いかがでしたか?冬場の家事は非常に辛く、時にはパックリと割れてしまうこともあるかとは思いますが、しっかりとした対策で予防すればそのようなことはなくなりますよ!