これからの季節に肌、顔、体、肌など全身がカサつき、白く粉をふく人も出てくるでしょう。
粉をふいた肌は見た目が悪いだけではなく、かゆみも出ることでかきむしってしまい、症状をさらに悪化させることがあります。
今回は、そんな粉ふき肌の原因と対策をアドバイスします。
出典 http://www.allinonecosmetics.com/img/kansouhada01.png
乾燥して肌が粉ふきになる原因は?
粉ふきは、医学的には肌の表面にある角質層の落屑(らくせつ)と説明されます。つまり、肌の表面からはがれ落ちた細胞の死骸が、粉ふきというわけです。
ではなぜ、冬になると粉ふきが目立つようになるのでしょうか。
乾燥が進むと、皮膚の脂質や細胞の脂質が減って細胞同士のくっつきが失われ、角質がはがれやすくなるのです。
また細胞間にすきまが生じると、異物や刺激が侵入しやすくなり、皮膚の炎症の悪化をまねくことになります。
顔、体、肌の粉ふきを改善する対策方法は?
顔、体、肌の粉ふきの改善には、体の内側から肌によいとされる栄養素を補給することが大切です。
細胞と細胞とをつなぐ役割をもつタンパク質や、健康的な肌づくりに役立つビタミン類を、毎日、積極的に摂取することを心がけましょう。
乾燥によるかゆみの改善方法は?
乾燥による肌のかさつきやかゆみに気づいたら、保湿剤を用いてこまめなスキンケアを徹底し、早めに症状を改善することにしましょう。
毎日保湿剤をこまめに塗ることが、改善の秘訣です。
病院の治療法や費用は?
保湿剤によるスキンケアは基本的に、症状の初期段階に適しています、症状が悪化し、赤みや、かゆみなどが生じた場合は、皮膚科に受診しましょう。
病院ではステロイド外用薬を処方されることになります。これをぬって、一気に炎症をしずめます。
顔、体、肌をかきむしってただれている場合には、細菌の増殖を抑える抗生物質がふくまれるステロイド外用剤を処方される場合があります。
費用は症状のすすみ具合や治療方針によってばらつきがあり、一概にはいえません。女性向けに特化した治療を行うクリニックだと、どうしても高くなってしまう傾向があるようです。
自宅ケアの方法や費用は?(市販薬やクリーム)
顔、体、肌の粉ふき対策として、油分補給と水分が必要です。
夜は、お風呂あがりなどに体に湿り気が残っているうちに、化粧水などをつけ、しっかりと浸透させましょう。ヒアルロン酸入りの化粧水がオススメです。
そして、その後に油分の多い保湿クリームで水分を閉じ込めるます。ヒアルロン酸化粧水は、500円から1500円の値段のものまでさまざまです。
お風呂から上がったときには、3分以内にできるだけ早く保湿クリームを塗るのが理想です。
乾燥肌対策のかゆみを止めるクリームや、水分を逃さないようにする機能性の高い保湿クリームを選ぶようにしましょう。
顔、体、肌の粉ふきを防ぐのは、何よりも皮膚を乾燥させないこと。部屋の中に加湿器を置き、部屋全体の乾燥を防ぐこともひとつの防御策でしょう。
今年の冬は、うるおいのある健康的な肌を目指してがんばってみましょう。