福岡県太宰府市は、福岡県の中部に位置した歴史深い観光都市です。ここは福岡市内と趣がかわり、山間の美しさと、いにしえの情緒がかおる、優美なたたずまいがあります。
大宰府は紅葉が始まると、一段と美しさを増します。時代を感じさせる史跡とあいまって、目にするひとを強く惹きつけるのです。
今回は、大宰府でとくに紅葉が楽しめるスポットとして、光明禅寺と竈門神社をご紹介します。また、あわせて周辺の観光スポットもご案内しますね。
光明禅寺の見事な庭園と紅葉の調和!
光明善寺は、太宰府天満宮の参道から外れて数分の位置にある禅寺で、九州唯一の枯山水(かれさんすい)の庭園をそなえています。
苔と白砂などで表現された「一滴海庭(いってきかいてい)」の美は、胸に迫ってくるようです。庭園が紅葉の季節を迎えると、境内の美しさは格別なものとなります。
光明善寺の紅葉の例年の見頃は11月中旬ごろで、モミジが深い赤に色を染めて、見学者を楽しませてくれます。枯山水に散ったモミジもまた趣があり、見頃のシーズンを過ぎてもまだ楽しむことができる点が特徴です。
拝観料は200円と良心的で、参拝時間は8:00~17:00までとなっています。太宰府天満宮のすぐそばですので、天満宮へお越しの際には、その足で立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
竈門神社の「もみじ祭り」とライトアップ!
大宰府竈門神社は、古くから縁結びや方除けの神様として親しまれています。
昨年は1350年大祭を迎え、国の史跡として指定も受けました。秋も深まるころになると、美しい紅葉に彩られ、多くの参拝者が訪れます。
また、例年紅葉の季節になると「もみじ祭り」という催しがおこなわれ、ミニコンサートやフリーマーケット、露天販売と大変にぎわいます。
大宰府竈門神社の紅葉の例年の見頃は11月中旬ごろです。夜間のライトアップもおこなわれ、あたりは幻想的かつ厳かな雰囲気に包まれます。ライトアップの期間は、11月上旬から12月上旬、18:00~21:00を予定しています。
有料駐車場もありますが、イベント期間中は大変込み合いますので、西鉄太宰府駅から運行しているミュニティバス「まほろば号」(運賃100円)を交通手段として利用するのが吉ですよ。
太宰府天満宮と、梅ヶ枝餅は外せません!
太宰府天満宮は、菅原道真公をまつる全国約12,000社の総本営であり、「学問・至誠・厄除けの神様」として、日本全国より約700万人の参拝者が訪れます。
位置的に、光明禅寺と竈門神社は天満宮に隣接しているので、「ひとつの参道」といった気分で巡り歩きすることができます。紅葉の時期、色づいた山間を背景に、太宰府天満宮から紅葉狩りをスタートするのもオツですよ?
梅ヶ枝餅は、太宰府天満宮に続く参道にて露天販売されている銘菓で、アンコ入りの焼きモチです。
モチの中央には梅の花が焼印であしらわれています。遠方へのおみやげ用に冷凍販売もされていますが、せっかく大宰府に来たら、焼き立ての梅ヶ枝餅をたべてみてください!手のひらサイズで、歩きながらたべられるよう包んでくれます。
パリパリのモチが香ばしく、アンコの深い甘みが思わず顔をほころばせます。
参道を練りあるきながら、景色を目で楽しみつつ、出来立てのおいしい銘菓を舌で楽しむ。贅沢とは、こういう事を言うんだとおもいます!
大宰府の紅葉は、太宰府天満宮を中心に見どころが満載!それぞれの名所で趣が変わるので、紅葉を違った見方で楽しむことができますよ。
秋も深まる11月中旬、紅葉の大宰府に出かけてみてはいかがでしょうか??