年も明けお祝い行事がつづくこれからの時期は、入学祝い・卒業祝いにのし袋をつかう機会が増えてきます。
何かと慌ただしい折でもありますから、慌てて準備をはじめて、不慣れなのし袋の書き方に戸惑うことかとおもいます。
お金が絡むことでもありますし、先方に失礼があってはいけません。
繊細な気遣いを求められることです。ですが、マナーを基礎知識として理解している人はそういません。
そこで今回は入学祝いやお祝い金の「のし袋」の書き方をご案内します!
また、準備したのし袋をどのようにあつかうか、渡し方などを説明していきますね!
出典 http://cestgenial.exblog.jp/10072779
入学祝いの「のし袋」の書き方
① のし袋を選ぶ
まず、のし袋の選びかたから理解する必要があります。のし袋には二種類あり、それぞれ紅白のヒモ(水引き)の結び方で種類がわけられます。
結び切りとよばれるこれらのタイプは、硬い結び目が簡単にほどけないことをあらわし、「一度きりのめでたいこと」を象徴しています。
使用の場面は結婚式などでみられます。
出典 https://www.youngvenus.co.jp/cart/nosi.html蝶結びのタイプは、ほどきやすく結びやすいので人生に何度も起こるお祝い事むけに使用します。
今回は入学祝いのお金をつつむので、蝶結びのタイプのものを使用します!
② 表書きの書き方
毛筆で濃い墨をつけて書くことが前提です。ボールペン等で書くことはマナー違反となります。
お祝い事には濃い墨で、不幸事には薄墨で書くのが習わしですので、お間違えなく。
表書きの内容ですが、水引きの上側と下側で書きこむ文言がかわります。
入学祝いにあたっての上側ですが、『祝御入学(園)』と書きこむのがベストです。下側はおくり主の姓を書きこめばOK。
フルネームや夫婦連名になっていても問題ありません。
③中袋へのお金の入れ方と包み方
中袋に金額をかく場合には、旧字体でかくことがマナーとされています。
オモテに金額を、ウラに名前と住所を書きこみましょう。名前があると貰い手が整理しやすくなるので親切です。
また、『也』という字をつけるのは10万円以上を包む場合にのみつけるので注意してください。
お祝い事なので新札を準備し中袋へ包みます。肖像画があるほうを表側にしてください。たたんで水引をもどしたら完成です。
ここで重要なのは、最後に上、下とおり返す順序です。逆になると不幸事を意味し、大変失礼にあたるので用心してくださいね!
祝儀袋の渡し方のマナー
完成した祝儀袋ですが、袱紗(ふくさ)に包んでわたすのが正式なマナーです。
祝儀袋を大切にあつかう姿勢が、送り手への誠意のあらわれとしてうつります。
袱紗の包み方は、まず広げた袱紗のやや左側によせて置きます。左、上下の順え中央へおりこみます。
最後に右を中央へおり、余る部分を裏へおりかえします。すると、隅にちいさな三角ができあがり、完成となります。
出来上がった袱紗はバックやポケットにしのばせて、受け手の方が表書きが読めるように向きを気遣って手渡してください。
今回の内容はいかがだったでしょうか?せっかくのお祝い事ですので、正しいマナーで失礼のないように入学祝いをわたしましょう!