口の端が切れる口角炎になると、食事で口を開くのも痛くてとても苦痛ですよね。
口角炎の原因は何があるのでしょうか?切れてしまった場合、どのような対処をすればよいのでしょか。
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口角炎の原因は?
栄養不足
ビタミンB2とB6が欠乏すると、口角炎が起きやすくなります。口角炎になりやすい人は、ビタミンB2とB6が日常的に足りていないのかもしれませんね。
動物性食品(牛肉やレバー、納豆等)を積極的に食べるようにしましょう。ただし、食物繊維が豊富な食品にはビタミンB2.B6があまり含まれていないため、注意が必要です。
ストレスや疲労による免疫力低下
口角炎は体調不良や疲労の蓄積により発症しやすい皮膚の炎症です。口の中に常駐するカンジタ菌が炎症を起こします。
睡眠不足が続いている場合は注意しましょう。
乾燥
冬になると毎年口の端が切れる人も多いでしょう。リップクリームやワセリンで、乾燥させないことも大切です。
口角炎の治療法や費用は?病院に行くべき?
口角炎が長く続いている場合、または強い痛みが生じている場合は、病院を受診しましょう。
病院の口角炎の治療方法は、カンジダの作用を押さえる抗真菌薬や抗生物質が処方されます。
それにあわせて、ビタミンB群を補給するためのビタミン剤も処方される場合もあります。
費用は、初診代、診察代、お薬代あわせて2500円から3000円ぐらいです。
自宅ケアの方法や費用
自宅ケアで必要なことは、まず口腔環境を清潔に保つこと。患部を清潔に保つために唾液をこまめに拭くことです。
睡眠時間を十分に取り、口周辺の乾燥も防ぎましょう。口角炎の原因を考えて適切なケアを行います。
市販薬や軟膏は、お近くのドラッグストアで手に入る2000円前後の「ハイシーBメイト」「ハイチオールB」「チョコラBBプラス」「デンタルクリーム」などがあります。
口角炎の予防と対策方法
1・口角炎の予防に大切なことは、十分な休息をとって疲労を蓄積しないこと。
2・日頃の食生活でビタミンB2やB6を補うようにしましょう。
3・口周辺が乾燥しないように、クリームで保護をすること。
「皮膚はこころの鏡」という言葉もあるそうです。口角炎をそのままに放っておくと、次第に心にも影響が生じ、体の不調も表れてくるからです。
その前に、しっかりと口角炎を治していきましょう。口角炎の原因はハッキリしているので対策をたてやすいですね。