炭酸水が便秘に効く?ホントでもウソでもあった!その理由とは?

スポンサーリンク

炭酸水が便秘に効くと最近話題になっています。
でもそれってホントなのでしょうか。

結論から言えば、ホントでもあるし、ウソでもあります。

どういうことかというと、便秘にも様々な原因があり、通常の便秘には効果的でも、ある種の便秘には逆効果になってしまうのです。ですから、ご自身の症状をきちんと認識してから炭酸水を飲む必要があります。

今回は便秘に効く炭酸水の飲み方と、炭酸水を飲んではいけない便秘症状について見ていきましょう。

目次
スポンサーリンク

炭酸水が便秘に効く理由

なぜ炭酸水を飲むと便秘が解消されるのでしょうか? 簡単に言えば胃の中にガスが発生すると、脳は消化活動が始まったと認識するからです。それによって、排便が促されます。

もう少し詳しくいうと、胃の中にガスがたまるとぜん動運動と呼ばれる現象が起きます。これは消化管(胃や腸)が順次くびれていき、食べた物を体内で順々に送り出すことです。

このような働きにより、炭酸水を飲むと便秘解消に効果的であると言えます。

どんな炭酸水をどのくらい飲めば良いのか?

炭酸水を便秘解消目的で飲むなら無糖でミネラルの入った物が望ましいと考えられます。

便秘解消にはそれなりの量を飲む必要があります。無糖でなくても便秘解消の効果はありますが、糖分の取り過ぎは体に別の悪影響があるでしょうから、無糖の物を選ぶべきです。

また、ミネラル分はそれ自体に便秘解消の効果が期待できますので一石二鳥です。

飲む量は500ml程度が適量です。これを朝起きたときにググッと飲むのが良いでしょう。ただし、飲みにくい場合は最初は少なめにして、少しずつ量を増やしていってください。

炭酸水を飲むと逆効果になる便秘症状とは!?

これまで見てきたように、炭酸水は便秘解消に効果的なのですが、逆に炭酸水を飲んではいけない便秘があります。

それが痙攣性便秘(けいれんせいべんぴ)です。

これはどのような便秘かというと、生活習慣やストレスによって自律神経がおかしくなり、ぜん動運動が活発になりすぎることによって起きるものです。

通常の便秘とは異なり、ぜん動運動が活発化するのでまず下痢になります。そのあと、腸が麻痺してしまい、便秘になります。次に再びぜん動運動が活発化しすぎ下痢になり……といったふうに、下痢と便秘を繰り返すのが特徴です。

元々の原因がぜん動運動の過度な活発化ですから、ぜん動運動をさらに活発化させる炭酸水はこの便秘に対しては悪影響を与えます。
下痢と便秘を繰り返す場合、炭酸水はNGだと覚えておきましょう。

痙攣性便秘はストレスや不規則な生活習慣が原因です。ですから、炭酸水だけでなく下剤や食物繊維など一般に便秘に効果的だとされるものも殆ど効果がありません。

痙攣性便秘が疑われる場合は、医師に相談しましょう。そして生活習慣を見直します。場合によっては内科などよりも、精神科・心療内科・メンタルクリニックに行くことも検討しましょう。

炭酸水は一般的な便秘には大変効果的です。無糖でミネラルが含まれている物を朝500mlほど飲むのが理想的です。
ただし、痙攣性便秘が疑われる場合は炭酸水の摂取は控えましょう。

スポンサーリンク
この記事がよかったらシェアをお願いします!

関連記事

目次
閉じる