お盆の地域による違いや風習まとめ!田舎に嫁入りした人必見!

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睡蓮の花お盆の時期は地方によって異なりますが、旧暦である7月または8月の13日から4日間を指しています。

この時期お寺や家庭で法要を行うところがほとんどですが、その行事は地域によって実にさまざまな形があります。同じ宗派でもやり方はそれぞれあるので僧侶であっても地域が異なればわからないのが当たり前なのだとか。

今回はそんな風習を地方ごとにいくつかピックアップしたのでご紹介します。

【画像出典】 http://www.photolibrary.jp/img217/111301_1533573.html

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北海道「ろうそくもらい」

主に道南地方、札幌によくみられますが、夕方から夜にかけて子どもたちが浴衣姿で歌を歌いながら練り歩いて、近所の家々からろうそくやお菓子を貰う習わしがあります。

秋田県「日本三大盆踊り」

盆踊りがたくさんありますが、雄勝郡で行われる踊りは阿波踊り、郡上踊りと合わせて日本三大盆踊りとされています。
ほかにも毛馬内の盆踊りは重要無形民俗文化財に指定されており路上にかがり火を焚いてその周りに輪をつくる踊りもあり、一日市ではいろいろな姿に仮装して踊るというさまざまな情緒溢れる盆踊りが多彩にあります。

福島県「百八灯」

にぎやかに鐘や太鼓を打って新盆を迎える仏様を供養し家族を励ますためのものとして、じゃんがら念仏踊りというものがあります。
また、108本の松明を持って列をつくり夜の街を歩いてゆく百八灯という行事があり、これは煩悩の数に由来し108の煩悩を清めるという意味が込められています。

長野県「どんぶや」

上伊那郡から伊那市にかけて、万灯とよばれる麦藁に火をつけ振り回すという迎え盆のしきたりがあります。長野県では多くの地方が門前、玄関前で魂が煙を目印にするよう白樺の皮を燃やし、仏様を迎えて送り出します。お盆料理としてそうめんやお赤飯を食べますが、一部の地域には天ぷら饅頭という料理が伝統的に伝わっています。

栃木県「百八灯ながし」

お盆の飾り棚や仏壇にほおづきを吊るして、わかめ、そうめんを供えます。白い着物を着た先頭が巴波川で108本のろうそくを灯した御神舟を漕いで煩悩を水に流すという行事があります。舟運の安全祈願、安産祈願としても伝わっています。

京都府「大文字焼き」

大文字山にてかがり火を焚く歴史ある五山の送り火。同じ日嵐山では、日没から先祖の霊を送る精霊流しが行われ渡月橋から両方を眺望できるため、この時期全国から人々が訪れてにぎやかになります。

鳥取県「傘踊り」

浴衣に手甲脚半、白い鉢巻とたすきで歌にあわせて傘を振り回しながら踊ります。この傘には100個の小鈴をつけた長柄のもので、主に東部地方に伝わる伝統芸能といわれています。

沖縄県「ウチカビ」

黒線香を使って紙幣に見立てた黄色い紙(ウチカビ)をお墓の前で燃やして先祖へ送金する儀式があります。沖縄では踊りも有名で、エイサーとよばれる祖先の霊を送迎するためのものやアンガマという家内で三線と笛にのせて舞うというものがあり、お墓の敷地が広いところが多いので墓前で踊り宴会をする地方もあります。

地元の伝統を知ってみよう

お盆の行事は7月または8月に行われますが、その内容や伝統は実にさまざまです。訪れた地域の人に訊ねるとくわしく教えていただけると思うので、その土地に伝わる伝統文化をたくさん知って馴染んでいくと、お盆の行事をもっと大切に思うことができますね。

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