噛まれると赤くはれ上がり、とてもかゆいダニ。
特にかく今すぐかゆみから解放されたいですよね。
でも、蚊に刺されたときと区別が付きにくいので、市販薬を使うにしても蚊用とダニ用でどっちを選ぶか困りもの。
ダニに噛まれたときの症状と特徴は、肌が露出していないお肉の柔らかい部分を複数箇所赤くはれ上がる状態です。
今回はダニに噛まれたときの症状の特徴と、噛まれた後の対処法をみてみましょう。
ダニに噛まれた時と、蚊に刺されの違い
かゆくて赤い斑点ができるのがダニに噛まれたときの症状・特徴です。
そうはいっても、蚊に刺されたときと区別が付きにくい方もいるでしょう。
上の1枚目の写真はダニに噛まれた皮膚の写真。
2枚目は蚊に刺された写真です。
見ただけでは判断がつきませんが、蚊とダニの最大の違いは、刺された傷口の穴の数です。
蚊は穴が1箇所あきますが、ダニは2箇所並んで穴があきます。ですから、穴が1カ所だけなら、蚊の可能性が高いのです。
かゆみが続く時間で判断
蚊の場合、多くは30分~数時間でかゆみが引きますが、ダニの場合1週間近くかゆみが続くこともあります。
かゆみの強さもダニの方が上です。
刺された場所で判断
その他の見破り方法としては、肌の露出している部分を刺されたかどうかです。
蚊は肌が露出していない部分に入り込んで刺す事は殆どしません。それに対して、ダニはむしろ肌が露出していない部分を噛むことが多いのです。
最終的な判別は素人には難しく、どうしても判断したければ皮膚科にいくしかありません。
もっとも、皮膚科の先生でも一目で判断は難しいようですが。
主に噛むのはイエダニとツメダニ
一般にダニに噛まれるとしたら、多くはイエダニかツメダニでしょう。
写真はイエダニですが、これらに噛まれると次のような症状が出ます。
噛まれたときの症状は?
・赤い発疹が出る。
激しいかゆみが数日間続く
ダニそのもの症状としてはこのふたつですが、あまりにかゆいので掻きむしってしまうことがあります。
特にお子様だと、細菌などが二次感染を起こすこともありますので注意しましょう。
殺人ダニ、マダニは要注意
画像はマダニですが、これは要注意です。
かゆみとか、そういう問題ではありません。噛まれると命に関わります。
マダニに噛まれるとSETSという症状を発生することがあり、発熱、下痢、意識障害、皮下出血などとんでもない状況になります。
この場合は即、病院に駆け込んでください。発病数は少ないですが、死亡例もある大変危険な症状です。
ダニに噛まれたとき、市販薬で治るの?
マダニはともかくとして、イエダニやツメダニに噛まれて赤くはれ上がったときどうしたらいいでしょうか?
はたして病院に行かずに市販薬で治る物ものでしょうか?
結論言えば、一般的には市販薬で十分です。
薬を塗らなくても掻かずに我慢できるなら、1週間ほどで治ることが殆どです。
かかずにいるのがつらいので、市販薬でかゆみを抑え治癒を早めます。
市販薬の中にはステロイドが入っている物があるので、心配になる方もいるかもしれません。
確かにステロイドには副作用もありますが、市販薬のダニに対して使う程度の量であれば通常は問題ありません。
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また、ステロイドの入っていない薬もあります。
まずは薬局の薬剤師に相談してみましょう。素人判断で『かゆみ止めならなんでもいい』と塗るのは避けた方が良いです。
もちろん、薬を塗って1週間経っても治らないとか、別の症状が出てきたといったときは病院を受診してくださいね。
場合によってはダニだと思ったら、アトピーなどのアレルギー症状だったということもありえます。
一般にダニに噛まれると、蚊に刺されるよりも長く、激しいかゆみがあります。とはいえ、薬を塗って1週間も我慢すれば収まることが殆どです。
下手に掻きむしってしまうと感染症などを引き起こしますから、特にお子様の場合注意しましょう。