成人式を迎えたあなたの息子さん娘さん宛で、祖父母や親戚からお祝いを受け取る時期になりましたね。
一生に一度の成人式、たくさんの人が祝ってくれることは、大変喜ばしいことです。
しかし、成人式のお祝いについて、お返しの時期とマナーをご存知ですか?
せっかく祝って頂いたお気持ちを無下にしないためにも、感謝のタイミングを間違えたくないものですね。
出典 http://ocean-memory.com/wp-content/uploads/2014/10/tat-350×233.jpg
成人式のお祝い返しの時期は?
成人式のお祝いを下さった方にお返しする時期は、早すぎても遅すぎてもいけません。
頂いてからあまりすぐにお返しをすると、「気を遣わせてしまっただろうか」と受け取った方が思い悩む原因になってしまいます。
逆に時間が経ちすぎてからお返ししても、マナーとして失礼に当たることになりますね。
基本的にはお祝いをいただいてから、または成人式を終えてから2~3週間にお返しを贈ります。遅くても1か月以内にはお返しをするようにしましょう。
お返しのマナーについて
お返しは何かものを返せばいいということではありません。やはり祝ってもらった以上、感謝の気持ちを伝えるのは大切なことです。
お祝いをいただいたら、成人した本人からお礼の電話をかけます。
それとは別にお礼状とお返しを贈ります。予算としては頂いた金額の半額から3分の1程度を目安としましょう。
かなり親しい間柄の場合、お返しそのものが不必要であることもあります。
その場合はお礼の電話と手紙だけで済ませても大丈夫ですので、先方との関係性によって対応を変えるとよいですね。
お返しののしはどうするの?
お祝いごとのお返しで必須なのが、のし。
お祝いごとや不幸などその時々で準備のしかたが異なりますので、きちんと覚えておいた方が将来役にたつでしょう。
成人式のお祝い返しの場合「のし」は水引で蝶結び、色は紅白になります。表書きは「内祝」としましょう。
下段には成人式をむかえた本人の名前を書けば、これで完成です。
お礼の手紙の書き方について
親しい人へははがきで大丈夫ですが、目上の人にはきちんと封書で手紙を書きましょう。
成人祝いのお礼の手紙は、人生の新たな門出をお祝いしていただいた人に感謝の気持ちを伝えるものです。
内容としては、お祝いをもらったことに対する感謝の言葉や、成人式をむかえての感想や心境、今後の目標や希望なども入れるとよいですね。
そして先方との今後のおつきあい・ご指導を願う文章でしめるようにします。
親しい人へは手紙と一緒に、成人式の写真をそえても喜ばれますよ。
最後に
二十歳をむかえた者としての自覚をもち、きちんとした常識を身につけるためにも、息子さん娘さん主導でお返しを準備するとよいですね。
成人式は一生に一度しかありません。
お祝いをくれた人には心からの感謝の気持ちとともに、しっかりとしたマナーでお返しをするようにしましょう。