海外(特にアメリカ)ではハロウィンの時期にお化け屋敷を訪れる人が多いって知っていますか?
海外のお化け屋敷って恐いの?
日本のお化け屋敷と何が違うの?
みたことのない海外のお化け屋敷がどんなものか気になりますよね。そんな疑問に迫ってみましょう。
海外のハロウィンのお化け屋敷は『絶叫』
動画はテキサス州にあるお化け屋敷の動画です。こちらの動画を見ると、ゾンビが大声で絶叫しているのがわかりますね。
実はこの「絶叫」が海外のお化け屋敷と日本のお化け屋敷の最大の違いです。
もう一つ動画を見てみましょう
これも同じお化け屋敷の動画です。先ほどのゾンビほどではありませんが、やはりお化けを出して驚かします。
日本のおばけ屋敷の様子
こちらは日本の熊本のお化け屋敷です。違いがわかりましたか?
日本のお化け屋敷ではお化けが絶叫して脅かすよりも、冷たい恐ろし気な雰囲気で恐怖感を演出しているのです。
言い方を変えれば、
海外のお化け屋敷は
『瞬発的な脅かし』を大切し、
日本のお化け屋敷は
『雰囲気で少しずつ少しずつ恐怖感を蓄積してく』ことを大切にしているのです。
もちろん、日本にも海外風のお化け屋敷はありますので、全てに当てはまるとは言いませんが、日本と海外(アメリカ)の文化の違いがあらわれていますね。
ホラー系のことだけなく、その場における盛り上がりを重視するアメリカ人と、徐々に徐々にと盛り上がっていく過程を楽しむ日本人の違いとも言えるかもしれません。
日本人がアメリカのお化け屋敷に行くと『びっくりはしたけど恐くはなかった』という感想になることが多いです。
もしかすると、アメリカ人が日本のお化け屋敷に行くと『恐かったけど、盛り上がらなかった』という感想になるのもしれませんね。
海外の目線の日本のお盆とお化け屋敷
http://www.youtube.com/watch?v=xpjB9DUSV70動画は海外メディアが報じる日本のお化け屋敷とお盆の様子です。
彼らが驚いている様子なのは、日本人は先祖の霊を怖がらず歓迎しているという点です。日本人にとって幽霊というのはとても身近な存在であるといえるのかもしれません。
ハロウィンは先祖の霊とともにやってくる悪霊や魔女を追い払うというのが元々の意味合いです。アメリカ人は、霊は恐ろしい物ととらえます。
日本人は先祖の霊がやってくるお盆を不吉な物とは考えません。大切なご先祖様をお迎えする日ととらえている人がほとんどでしょう。
お化け屋敷の特徴もそれを踏まえているのかもしれません。
とにかくゾンビ(=死者)を出して絶叫させて恐がらせるアメリカのお化け屋敷と、それよりも雰囲気の演出を重視して、じわじわと恐がらせる日本のお化け屋敷。
その違いは霊魂(死者)に対するスタンスの違いでもあるのかもしれませんね。
アメリカの変わり種のお化け屋敷
http://www.youtube.com/watch?v=F18dgHOV8KE最後にアメリカの凄いお化け屋敷の動画をご紹介。
ハロウィンの時期だけこういう形で営業しているらしいのですが本当に恐ろしいです。
いや、これはお化け屋敷ではありませんね。殺人鬼の屋敷です。お化けではなく、人間の殺人鬼がいる空間を演出して恐怖を与えています。
これはアメリカでも例外的でしょうが『人間の悪意』の恐怖をこれでもかと見せているようです。一度行ってみたいような、でもさすがにちょっと気持ち悪くなりそうな気もしますね。
海外と日本のおばけ屋敷の違いまとめ
一般にアメリカのお化け屋敷はゾンビに絶叫させたりして、一気に恐がらせます。それに対して日本のお化け屋敷は徐々に徐々に雰囲気を演出していくのです。
そこにはそれぞれの国の文化、風習の違いが見え隠れるのがわかりますね。
単に『アメリカのお化け屋敷はびっくりするけど恐くない』と感想をいだくだけでなく、そこのある文化、風習の違いにまで目を向ければ新しい発見があるかもしれません。