お米の保存場所として最も適しているのは冷蔵庫です。冷蔵保存すると虫も付かず、酸化も防げますが、なかなかそんなスペースは確保しにくいもの。
一般的にはキッチンの棚などに米びつ器を入れて保存されている方が多いと感じますが、今回は、虫が付かない対策、種類などを知って、適切なお米の保存方法をご紹介します。
出典 http://www.marukawamiso.com/blog/wp-content/uploads/2009/12/2009-10e69c88-213-300×225.jpg
虫の種類と対策には
代表的なのは、コクゾウムシという種類の小さな虫。その他に、ミノムシのような巣をつくってしまう虫や、糠にわく虫が発生します。特に有害なものではないのですが、やはり虫がわくというのは気分悪いですよね。
この虫に食べられたお米は、中が空洞になって軽くなるので研いでいるときにプカリと浮いてきます。もしも虫がわいてしまったら、新聞紙を敷いて上に平にお米を広げて陰干しします。30分から1時間ほどで虫が出てくるので手で取り除きます。
米びつについてしまった粉や糠は虫の発生源となりますのできれいに洗ってしっかり乾かしてください。米を入れ替えるたびに掃除など、細かいところに気を付ければ発生を防ぐことができます。
虫除けには
「にんにく」や「唐辛子(タカの爪)」がメジャーですね。どちらも手でちぎって、茶封筒に包み、米びつ器へ入れておくと虫除けになります。カビを防げるものや、1年間効果が続くものなど市販の虫除けグッズも有効です。米びつに張り付けるタイプや、米の中へ入れておくものなどたくさんありますので大きさと用途に合わせて選ぶといいと思います。
ただ、殺虫効果はないので、あくまで防虫効果として、虫をしっかり駆除した状態で行いましょう。
良い保管場所
お米の虫除け、酸化の対策にはしっかり密封した容器に入れておくと良いでしょう。フタの部分が透明なものなど、中が見える容器がおすすめです。
お米にわく虫は28℃から30℃の温度、湿気の多い場所で最も活発に動いてしまうため、保管場所に高温多湿のところは避け台所まわりでもなるべく冷暗所に置いておきましょう。保管場所に気を付け、お米を使い切ったら、その都度きれいに洗って乾かしてから新しいお米を入れていく、その際に防虫対策もしていくと虫の発生を抑えられます。
米びつにある量が半分くらいになったらタッパーやペットボトルなど密封できる容器へ入れて冷蔵庫に保管すると、鮮度も落ちず、最後まで美味しく食べることができます。