忘年会で欠かせない幹事から乾杯の挨拶例文を紹介します。
宴開始の合図にもなる乾杯は、その音頭によって会場の雰囲気が変わることもあるので、実は重要な役割です。
事前に依頼されていれば準備は出来ますが、幹事じゃないのに乾杯の挨拶を頼まれても対応できるよう、事前にある程度の知識を知っておくのもよいですよ。
幹事の忘年会の挨拶の例文を紹介
ポイント
・短く簡潔に!
乾杯するまで出席者は食べ物に手をつけることが出来ません。挨拶は長くなりすぎないように気を付けましょう。
・忘年会の目的を盛り込む
短くて構わないので、「今年一年お世話になりました」「今年一年ありがとうございました」など忘年会の目的も必ず入れるようにしましょう。
〈例文〉「それではグラスの準備も整ったようですので、乾杯にうつりたいと思います。
今年も一年お世話になりました。乾杯!」
この例文に、必要であれば言葉を付け加えていきましょう。
ただし、乾杯は「挨拶」ではなく、「発声」とも言われています。あくまでも長くなりすぎないように気をつけましょう。
また、会社などの忘年会では社長や上司が乾杯の挨拶をする場合が多いです。その場合には、事前にお願いをしておきましょう。
忘年会の幹事の挨拶例文
〈例文〉「幹事の○○です。大変僭越ではございますが、乾杯の音頭を取らせていただきます。 今年一年お疲れ様でした!乾杯!」
この例文をベースに、それぞれの会場に合わせたフレーズを加えていくようにしましょう。
・女性幹事向け
〈例文〉「今夜は美味しい料理とお酒を楽しんで、一年の疲れを癒してくださいね。」など。
女性の場合は、だらだらと長くなりがちなので気を付けましょう。手短に挨拶をするコツは、文章で考えるのではなく、箇条書きで考えることです。
文章で考えると、状況説明から入ってしまいがちなので長くなってしまいます。自分がどう思っているのか、何を伝えたいのかを箇条書きで書き出してみましょう。
女性ならではの思いやりの目線も入れられると良いですね。
・男性幹事向け
〈例文〉「初めての大役に、手が震えてグラスの中身がこぼれそうです。」
会場のメンバーや雰囲気にもよりますが、男性の場合はユーモアを交えると盛り上がります。
あくまでも人を傷つけないユーモアにしましょう。
・社内向け ※部署全体
〈例文〉「それでは乾杯の音頭を取らせていただきます。皆様ご唱和お願いいたします。 今年一年の疲れを癒し、来年に向けて鋭気を養ってください。 今年一年お世話になりました!乾杯!」
今年一年振り返っての会社の状況などを付け加えてもよいでしょう。
「今年は新しい体制でスタートし、大変なこともたくさんありましたが、みなさんがまいた種が来年には花を咲かせ、実を結んでいくものだと思います。」など前向きにつなげましょう。
・同僚向け ※仲良い同僚同士
〈例文〉「それでは、乾杯の音頭をとらせていただきます。 この一年間ほんとうにお疲れ様でした。みなさんどうぞグラスをお持ちください。 今年一年の皆さんの努力をたたえまして、乾杯!」
その他に「今夜は無礼講ですので、みなさん、大いに飲んで食べて楽しんでいってください」など盛り上げる一言や、今年一年振り返っての感想を付け加えてもよいでしょう。
・上司向け
〈例文〉「それでは乾杯の音頭を取らせていただきます。皆様ご唱和ください。今年は大変な一年でしたが、みんな本当によく頑張ってくれました。ありがとう。
今日は時間が許す限り 飲んで食べて、一年の疲れを癒してもらえればと思います。
乾杯!」
社長・代表者であれば、一年間の努力に対するねぎらいの言葉を取り込んでもいいですね。
・取引先の接待も兼ねた忘年会
〈例文〉「本日はお忙しい中ありがとうございました。今年も皆様には大変お世話になり、
心より御礼申し上げます。 それでは、乾杯の音頭を取らせていただきますのでご唱和お願いいたします。
日頃のお引き立てに感謝し、変わらぬお力添えをお願いいたしますとともに、○○会社様のますますのご発展を祈念いたしまして、乾杯!」
「お疲れ様でした」「ご苦労様でした」はマナー上では目上の人に対して使うのは失礼とされています。
現在では一般的に使われている言葉ですが、目上の人には使わないほうが無難です。
少しでも心配な場合には「ありがとうございました」や「お世話になりました」を使った方が良いでしょう。
以上、忘年会で乾杯の挨拶の例文でした。ぜひ参考にしてみてください。