アボカドを食べたあとの種は捨てちゃダメ!
なぜなら、種を自宅でいちから育てて観葉植物として楽しむことができるからです。
国内で流通している大半は、メキシコ産の「hassハス」という品種の果実。その葉はとても美しく、黄色の無数の花はとても可憐です。
大きくなると、丈夫で寒さにも強いりっぱな観葉植物になって楽しむくとができます。
ではさっそく、ご自宅で簡単にアボカドを育てる方法をご紹介します。
画像出典 http://img.allabout.co.jp/
食べたその日に撒いて発芽させよう!

出典http://riokimama.seesaa.net/
発芽には20℃以上を必要とするので、室内ではじめるのがおすすめです。
果肉には、発芽抑制成分が含まれているので種を取り出したらまず、台所用洗剤を少しつけて水洗いをします。
(種を取り出す際に包丁で傷をつけてしまっても全然影響はありません)
油分がとれた種の薄皮をはがし、尖ったほうを上に向けて小さな容器で半分程度まで土に埋めます。
発芽まではだいたい3~4週間、それまでは土が乾かないように常に湿らせておくことがポイントです。
種の3分の1を水につけて発芽させる方法もありますが、とてもこまめに水替えをしなければならない上、種を固定するのが面倒なので観察したい方向きです。
葉がでてきたら植え替え時期
出典http://plaza.rakuten.co.jp/mikoyan/diary/200510260芽がでると、とても早いスピードで成長していきます。
葉が広がりを見せ始めたら、鉢植えに移すのですが、アボカドは根が弱いので、鉢の形を崩さずにそっと置きましょう。
水はけの良い酸性の用土がおすすめですが、園芸用培養土でも大丈夫です。
水は、乾いてきたらあげる程度でかまいませんが、枝が折れやすいので支木などで固定したほうがいいかもしれません。
黄色い花は一年後
木が育つにつれどんどん丈夫になってきます。
だいたい1年ほどで花芽がでてきて1~1.5センチくらいのきれいな花が無数に咲いてきます。
アボカドは、ひとつの花が時間によって雄花になったり雌花になったりと変化しますので実をつけたいのなら1種類での栽培受粉はむずかしいので、
花粉を綿棒に取り、冷蔵庫に保管して、その後人工授粉をすると結実率が上がります。
アボカドは耐寒性も強く、生育旺盛で樹勢が強く、水やりなどの管理もとても簡単。
ですが本来高さ20メートルほどにもなる常緑高木なので、観葉植物として育てるのなら摘芯し、肥料を減らし、こまめに葉を取り剪定しつつ成長を抑えていくのがいいでしょう。
自宅栽培では実がつくのは1万分の1の確率だといわれていますが、それを楽しみにしつつ、きれいな観葉植物を育ててみてはいかがでしょうか?