梅雨といえば、あじさいを見られる時期として楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
通りがけに道ばたや花屋さんの店先で眺めるのも素敵ですし、さらに名所に出かければあたり一面あじさいという景色が堪能できます。葉の濃い緑と花の淡い色が目に優しく、空気もとてもみずみずしいんですよ。
さて、あじさいの名所がたくさんあることで有名な鎌倉ですが、その中でも今回は長谷寺(はせでら)をご紹介します。
鎌倉のあじさいの三大名所の一つと言われ、色とりどりの40種類ものあじさいが咲く景色は圧巻です。何度訪れても違った味わいが楽しめます。
出典:http://www.photo-ac.com/main/detail/58060?title=%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%B5%E3%82%A4
今年の長谷寺のあじさいの開花状況や見頃はいつ?
見頃は6月中旬から一か月間
まず気になるのが、あじさいの見頃はいつかということです。せっかく訪れるのであれば、見頃の時期を外したくはありませんよね。
例年、長谷寺のあじさいは、他の鎌倉のあじさいの名所と同じく6月中旬から7月中旬にかけて開花のピークを迎えます。
ただ、長谷寺のあじさいは種類が多いので、早いものでは5月の下旬から咲くものもあるそうです。
長谷寺では見頃を過ぎるとあじさいの剪定を行うので、遅い時期に見に行く場合には剪定が行われていないか事前に確認しましょう。
今年の開花予測は?
気になる2015年の見頃ですが、今の時点で梅雨入り予報は「平年並み」となっています。例年通り、6月から7月中旬までが見頃になると予測されます。

出典:https://www.pakutaso.com/20150100009post-5035.html
鎌倉長谷寺のあじさいの特徴やみどころ
色の豊富な「新あじさい寺」
長谷寺は、「新あじさい寺」とも呼ばれています。もともと、明月院が「あじさい寺」と呼ばれていました。
この明月院は意図的に青い花を植えており、青で統一された美しい景色の名所です。
それに対して長谷寺は40種類のあじさいの中に、紫や青のあじさいだけではなく、ピンク、白などの色を豊富にそろえています。
その景色の対比が素晴らしく「新あじさい寺」とも呼ばれる名所になりました。2500株の、色とりどりのあじさいは他では見られない景色と言えるでしょう。
高台へ続くあじさい小径
長谷寺では、「あじさい小径」というあじさいの中を歩いて高台に上る道があります。
あじさいを楽しむだけでなく、上り終わった後の高台からは湘南の海が眺められるため、大変人気のあるスポットです。
休日には入場制限がかかることがあるので、平日に行くのがおススメですが、休日に行く場合は朝一番の早い時間にいくようにしましょう。

出典:http://sozaing.com/photo/%E3%81%82%E3%81%98%E3%81%95%E3%81%84%E8%8B%912.html
鎌倉長谷寺へのアクセス方法
長谷寺の基本情報
(1)住所と電話番号
〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
TEL 0467-22-6300 FAX 0467-22-6303
(2)拝観時間
夏時間(3月~9月)8:00-17:00
冬時間(10月~2月)8:00-16:30
(3)拝観料
一般 …大人300円、小学生100円
団体(30名以上)…大人250円、小学生50円
公共交通機関の場合
JR 横須賀線、鎌倉駅下車
→バス「長谷観音」下車、徒歩5分
または
→江ノ電「長谷駅」下車、徒歩5分
小田急線、藤沢駅下車
→江ノ電「長谷駅」より徒歩5分
乗用車の場合
横浜横須賀道から朝比奈I.C.下車
県道204号にて30分
周辺の観光情報など
長谷寺から100メートルほど歩くと、平安後期からの歴史ある御霊神社や、花の名所の光則寺などがあります。
さらに15分ほど歩けば、同じくあじさいの名所である成就院も。さまざまな社寺の花を見比べて存分に風情を味わうのもいいですね。
あじさいに囲まれて、洗濯物が乾かない、食中毒に注意するなどといった、梅雨独特のじめじめとした気分もすっきりとリフレッシュ!この季節ならではの素敵な景色、ぜひ楽しみたいですね。