読書感想文の書き方の例&コツ!中学生編

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読書感想文

読書感想文ときくと、なんだか面倒だなと感じてしまいがち。
好きな本があっても、ジャンルによってはそれを作文にするというのはなかなかむずかしいものですね。
衣食住の違いなど、今の自分と比べられるものを選ぶと良いかもしれません。

「永遠の0」百田尚樹
「出口のない海」横山秀夫

どちらも第二次世界大戦を扱った書籍ですが、随所に感情を動かすところがあり、歴史に沿っている内容でもあり、比較的書きやすいのではないかと思います。

今回は「永遠の0」を参考に、書き方のコツを紹介します。

◆その本を選んだきっかけから書き始める
まずはそれを手に取ったときの気持ちなどをメモしておく。
読み進める中で、疑問点、共感できるところ、感動した箇所などをわかりやすく付箋に書いて貼っていくと書き出すときの文章の組み立てに役立つでしょう。

例1
映画で話題になっていたので祖父のことを思い出し、戦争とはなにか知りたくなりました。
ぼく(わたし)の祖父は戦時中に生まれたそうです。
その頃は誰もがただ生きることに必死で祖父の父親は戦死し、母親は疎開先で大変苦労をしながら祖父を育てたと聞き、祖父自身も幼少のころは日々の生活は不便でかなり大変だったようです。~

例2
以前、沖縄へ行ったときに、ひめゆりの塔を見ました。
今の自分と同じくらいの年なのに、遊ぶこともできずただ一生懸命けが人の世話や過酷な戦争に巻き込まれてしまい、たくさんの命が奪われました。
そこで戦争とはなにか、考えてみたときにこの本に出会いました~

◆自分の感想をメインに、あらすじは簡潔に間に挟む
登場人物の気持ちを汲み取り、「自分だったらどう思うか」を意識しながら、その感情を伝えるためにあらすじをほんの少し足すくらいで良いと思います。

例1
「特攻は十死零生の作戦です」特攻が決まった人は気丈に振る舞っていたがその日の朝は目が腫れていたとありましたが、本当は死にたくなくてとても辛かったのだろうと感じ、自分だったら怖くて悲しくて逃げ出してしまいたいとさえ思ってしまう~

例2
特攻を命令されたのち、何気なく見まわして目に入った景色すべてのものをいとおしいと感じ、「美しい、と思わず呟いた。この美しい国を守るためなら死んでも惜しくないと思った」
ここを読んだとき主人公の想いが伝わってきて切なさと悲しさで胸がいっぱいになり涙があふれました。

◆読み終わり考えたこと、これからの抱負など
本全体の印象、読み終えてからの自分の気持ちの変化などでまとめるとしっかり収まります。

例1
たくさんのものを失くし、ささやかなたったひとつの望みも叶わずなくなっていった宮部。家族や仲間、食べ物や自分の持っているものは当たり前じゃないとわかった。
自分のまわりにあるものすべて大切にしようと思いました。~

例2
絶対に繰り返してはいけない悲しいこの時代、今の自分は着るものも安心して眠れるところもありとても恵まれた環境にいる~

とても長い本なので感じたことをこれからの自分に生かそうとする気持ちなど、いちばん書きたいテーマを先に決めておくと作文が組み立てやすくなると思います。

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