観葉植物が部屋にあるだけで、心が癒されたりリフレッシュされたり。そんな気分になる人も多いのではないでしょうか。
そして最近、目にすることが増えてきている『多肉植物』が、園芸好きの方たちの中でも静かなブームとなっています。
そもそも多肉植物ってどんなもの?という感じで、あまり耳慣れなくて知らない人もいるかもしれません。
ここでは多肉植物について、初心者の方にもわかりやすくご紹介したいと思います。
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初心者向けのおススメ多肉植物

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多肉植物はサボテンと同じで自身の中で水を溜めこむ性質を持った植物です。ですから乾燥にとても強いものがほとんどです。
色や形のバリエーションが豊富で、ガーデニングやアレンジの好きな方にも人気です。そして何より、水やりの手間があまりいらないので、初心者の人にも気楽に始めやすいです。
多肉植物と呼ばれるものは、種類がとにかく多いです。その中でも一般的によく知られていて、初心者の人でも育てやすいものを一部ご紹介します。
所属名:セダム属 名前:虹の玉

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暑さ、寒さに強い。日当たり良好で、乾燥気味に育てれば、葉先が赤く色づいてキレイ。
所属名:パキフィツム属 名前:星美人

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暑さに強いが、直射日光は避ける。寒さには弱いので、冬場は室内の日当たりのいい場所で。乾燥に強い。白い粉が吹いたような葉なので、葉に水をかけたり、手で触ったりするとはがれてしまうので注意。
所属名:セネキオ属 名前:グリーンネックレス

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寒さに強い。やわらかい日差しを好むので、真夏の直射日光は避ける。乾燥に強いので、過湿や水のやりすぎは厳禁。
所属名:セダム属 名前:メキシコマンネングサ

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とても強くて管理も楽。通年野外でもオッケー。すごく増えるので屋上緑化にも使われる。初夏に黄色い花を咲かせる。
所属名:ハウォルチア属 名前:十二の巻(じゅうにのまき)

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春から秋は直射日光を避ける。夏場は風通しの良い所、冬場は寒さが避けられる室内へ。水は土が乾いてから。冬は乾燥気味にする。
多肉植物を植えてみよう

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まず植木鉢は、必ず底にしっかり穴が開いているものを選びましょう。そしてそこへガーデニング用のネットを敷きます。ネットの上に水はけをよくするために底石を鉢の4分の1ほど入れます。
次に土については、様々な配合方法があるようですが、平均的、一般的な配合は、赤玉土の小粒6:軽石の小粒か鹿沼土の小粒3:くん炭細粒1・・・がおススメです。くん炭のかわりに根腐れ防止剤のゼオライトを入れてもいいです。
市販のサボテン・多肉植物用土は、速乾性が高く配合されているものが多いです。もし、ちょっと早く乾きすぎると思われるなら、市販の多肉用土5:お花の培養土2:赤玉土の小粒2:くん炭1・・・での配合で作るのもいいと思います。
詳しい植え方や注意点は、動画を参考にしてください。
多肉植物を育てる時のポイント

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多肉植物を育てる時、もっとも大事なことは、日当たり風通しが共に良いことです。出来れば外で育てる方がいいでしょう。
そして育てやすい理由のひとつ、水やりがとても簡単であることです。多肉植物は1年の中でもっとも成長するのが、春と秋というものが多いです。
水やりは基本的には、土が乾燥したら水をしっかりあげればいいということだけです。根腐れの原因となる、水のやりすぎは絶対にやめましょう。
置き場所に関しては、真夏の直射日光は避けて、明るい日陰に。また日本の冬は、多肉植物にとっては寒すぎるので、冬場は室内で育ててあげましょう。
室内でも日当たりや風通しの良い窓辺などの環境が好ましいです。ただし、閉め切った部屋に置くのはよくありません。数日留守の時などは、玄関先やベランダの軒下など、直射日光が当たらない、よく風が通る場所に置いてあげましょう。
そして多肉植物の素晴らしいところのひとつが、初心者でもとても簡単に増やせるということ。増やし方は、株分け、挿し木、葉挿しと3パターンあります。詳しくは動画をご覧ください。
初心者にも育てやすく、増えていく様子もとてもミラクルで、ますます愛着を感じずにいられないところが、多肉植物の人気の理由なのかもしれないですね。