初盆のお供えのお返し方法。時期や金額は?お礼の書き方は?

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先祖代々の霊が帰ってくるお盆には、お墓参りやお供え物をして迎えるのが習わしです。

なかでも亡くなった故人が初めて里帰りをする初盆には、家族だけでなく生前にお世話なった方々をお招きして法要も行います。おもてなしや引き出物の用意などは宗派や地域によって違いがありますが、参列者に失礼のないように基本マナーだけは知っておきましょう。

【出典】 http://www.rakan-fuk.co.jp/photo/zen.php

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初盆のお供えのお返し方法

初盆の法要の参列者は香典を持参されるので、お返しが必要です。引き出物として定番なのは海苔やお茶、お菓子・調味料などの食品で、石けんや洗剤などの日常品でもよいでしょう。お盆の季節なのでそうめんや水菓子なども好まれます。いずれにせよ引き出物は後に残らない「消えもの」にするのが常識です。

また引き出物は必ずのし袋を用意し、表書きは「志」「初盆志」「御初盆志」「新盆志」「御新盆志」などとします。

法要に続く会食もお返しの一部ですが、会食がなくても失礼にはあたりません。ただ参列者は会食を見込んで香典を包むので、会食がない場合は引き出物と一緒に折詰めの料理酒の小ビンを準備し、お持ち帰り頂くととても丁寧なもてなしでしょう。

お返しのタイミング、金額や相場

引き出物は初盆の法要の当日、参列者がお帰りになられる時にお渡しします。引き出物の相場は、香典の半分~3分の1程度が目安であり、もし香典が高額であった場合は、別途お礼の品をお送りするとよいでしょう。

また香典や供花などを頂いておきながら、当日に参列できなかった方へは、お礼状を添えて引き出物を郵送しましょう。無事に初盆の法要を済ませた報告として、あまり時間をあけず、お盆が過ぎたら早めに送った方がよいでしょう。

http://www.youtube.com/watch?v=f4JW0wCow5I

お礼状の書き方

引き出物には通常、お礼状を添えます。初盆の法要への参列のお礼の気持ちですから、手書きがベストですが、参列者お一人ずつに書くのは手間がかかるもの。自分でパソコンで作ったり、市販のメッセージカードでも失礼にはならないので、必ず添えましょう。

お礼状の文面に形式はありませんが、基本としては故人の名前を入れ、文中には「、」「。」などの句読点は入れないようにします。

ところで初盆の法要に参列し、引き出物やお礼状を頂いたら、それに対してお礼やお返事はしないのが普通です。お返しに対する返事や礼状は、不祝儀が繰り返され、後を引くことを意味していて、昔から失礼にあたることになります。

どうしてもご家族へお礼をしたい場合は、後日、電話などで一言感謝の気持ちを伝えるぐらいにしましょう。

故人の初めての里帰りである初盆は、毎年恒例のお盆の墓参りとは勝手がちがうので、なにかと戸惑ってしまいます。

親族や知人への連絡、供え物や引き出物の手配、僧侶へのお布施などしきたりや形式にとらわれてしまいますが、皆が一同に会し、故人を偲びながら、ご先祖様に守られながら今を生きていることへの感謝の念も忘れずにいたいものですね。

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